「レシピって、何?
「万次郎くん?何書いてある?コーヒーと紅茶の下に?」
「あっ!レモネードて書いてあるわ!」
「どう書いてある?」
「レモンスライス3枚 原液大2 炭酸水200cc ガムシロ大1って書いてあるで!」
「さぁ、ほなら見ときや!まず、ガラスコップの長い方のヤツな、これに氷をいれます。
だいたい氷は6コくらいいれます。
次に冷蔵庫からレモネードの元となるレモネード原液を大匙2杯いれます。ガムシロというお砂糖を液体にしたモノを大匙1杯いれます。最後に炭酸水を200cc、だいたいでいいから、コップからはみ出さないくらいな!泡が出るから炭酸水はそぅ~とゆっくりゆっくりいれるねんで!わかったか?」
万次郎は中学の化学室のビーカーで作った酸性とアルカリ水の実験を思い出した。
「ほらっ出来たわ!なっ!簡単やろ?飲むか?」
万次郎は3杯目のレモネードを今度はゆっくり飲み始めた。
「万次郎くん!今度はお兄ちゃんにレモネード作ってくれるか?今見たとおり同じように作ればいいねん。」
「わかった!作るわ!」
万次郎は長いガラスコップに氷を入れはじめた。