とある大先輩に聞いたお話


もしかして昔にも書いてるかも(笑)

けど思い出すたびに書いてもいいよね(笑)


そのかたはあなたも声を聞いたことがあるかもしれない著名人


昔の仲間と次に会う約束をするときに

たまたま地球儀があったので回して指さしたとこに集合しようと

日本人なのに

アメリカの某地に指があたったらしい

地図で確認して約束の地、日程を具体的に決めたそう

いざその日がきたときに

その話をしてくれた人は現地について

あたりを見回す

約束した仲間は誰もいない…

しばらく時間が過ぎて電話が鳴った

『今日って約束の日だよな?』

「そうだよ、俺はここにいるぜ!」

『すまん!俺は行けなかった』

「それぞれ事情があるから仕方ないだろう」

そんな会話をし電話を切った

その日が終わり結局誰もこなかった…


けどその話をしてくれたその人は

来なかった仲間を怒らなかった

縁を切ることもなく今も仲間のまま


「俺はたしかにあの日あの場所で会う約束をした」

「誰もこなかったけどな笑」

「でも俺はその日その場所で会う約束を自分自身としたんだ」

「だから誰が来なかったとか、来れなかったとか関係無いんだ

「行けた、約束を守れた俺が一番幸せだったのさ」

「次に会う時と場所を決めて、その約束を守れた俺がなにより幸せさ」

「来れなかったやつは不幸だよな、でも来れないなりの理由があって今はそこで必要とされ頑張ってるから来れなかったんだろ?立派じゃないか!」

「友達が誰も来なくて悲しくなかったか?」

「そんなわけない、あの日俺は幸せだった」


カッコいいなと思った

たしかに約束って誰かとするものかもだけど

自分自身とした約束は自分のもの

それは恋人でも配偶者でも家族でも仲間でも


誰かが来るから行く

あいつが来ないなら行かない

そんな小さいことにこだわってなにが残るのか


あいつが来なくても俺は行く

来ないことがわかっていても

そこで待っている

俺が俺とした約束


つたわるといいな