<2017.10.1>
盃野営場を後にし
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盃という地名はおそらく向こうに見える岩の形が「盃」を伏せたような形をしているからでしょうね。
積丹半島の先端を目指します。
遙か彼方に見えるのが
神威岬です。
神威岬の駐車場からの泊村方面の景色です。
そして、
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久々にドローンの登場です。
あまりの強風と、あまりの久々すぎで
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操作の仕方を忘れてしまい、ぎこちない映像になってしまいましたがお許しを。
神威岬の空撮です
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ん?映像が録画されてない。
何故だ。
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そーだ、録画ボタンを押すの忘れた
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すまぬ。
そして、今日目指すのは昨日予告した
あの夏の日の青春の海岸です。
涙。
積丹半島の海岸沿いを走る229号線は野塚野営場を過ぎたあたりで右折し山の中を入るのですが、真っ直ぐにいくとなおも海岸線を走る913号線に入ります。
そして、入舸の集落脇を海側に上っていくと、現れるのが
島武意海岸です。
駐車場の脇の長いトンネルを抜けると
そこは雪国です
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いや、絶景が広がります。
25年も前のことです。
夏になると会社の若者たち
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当時は僕も若者でした
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みんなでこの海岸でキャンプをし、飲んでは騒ぎ
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青春の熱きひと時を過ごしたのです。
ここから高低差50m程の山道を下ると
海岸に到着です。
ここをキャンプ道具を背負って上り下りするのは、けっこうしんどいので皆さんあまりここではキャンプはしないのです。
だから思いっきり騒げるのですが。
「猿の惑星」のラストシーンで出てくるような海岸です。
でも、よくこんな石ゴロゴロのところで寝てましたよね。
最初の年はピーカン(日本晴れ)で、
北海道にもこんな夏があるのか!
というような絶好のキャンプ日和でした。
僕は伊豆育ちの腕前を披露し、モリでホッケやタイやヒラメなどを突き
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タイは北海道にはたぶんいませんが25年前のことなんで記憶違いということで
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それをサカナにうまい酒を酌み交わし、
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翌年は打って変わって荒天となり、中止も考えましたが、
来日直後のデンべレと
日産のゴーン社長似の新人を(現在は総務部長だそうです)北18条の自宅を早朝に襲い無理やり連れだして先発隊を結成し、
この海岸でブルーシートのタープを貼ろうとしたのですが強風で吹き飛ばされながらもなんとか設営し、
またしても飲めや歌えやの宴会を敢行したのでした。
(注)本人の承諾なしに勝手に載せてます。
クレームは一切受け付けてません。
その時に活躍したブルーシートはなんと青の1号の屋根になっています(UVシートの内側を覆っている)。
ということでこの島武意海岸は僕にとってはかけがえのない青春の海岸なのです。
そういえば、その何年後かにも家族でキャンプをしたことがあるのですが、昼間はけっこうヒトがいたのですが、夕方になるとどんどん去っていき
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強風が吹き荒れる中、残されたのは僕たち一家だけ、というたいへん心細い思いもしたこともありました。
この思い出の地を空高くから見てみようと
・・・
神威岬で失敗してしまったドローンに再び挑戦です。
今度はうまく撮れているでしょうか。
あれからもうすぐ30年です。
あの夏の日々は遠い彼方に行ってしまいました。
そして二度と戻ってくることはありません。
遠い青春の日を思い出しながら、ひとり涙を流す60オトコの後ろ姿でした。
<お知らせ>
全国秘宝館巡りの旅に出ました。
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