とにかく時間さえあればインターネット検索し、摂食障害・過食嘔吐の治療に関する情報を探しまくる日々。

 

そして日常生活は、何をどれくらい食べるか?何時に食べるか?に縛られ、過食衝動に怯え、衝動が来たらそのまま飲み込まれて何時間も食べつづける…体重に一喜一憂し脂肪がついた体を嘆く、そんな状態。

 

前のブログの、代表が逮捕された、高額カウンセリングで、利用者の女性を裸にしていたという団体に足を突っ込みかけた私ですが、とにかく今の状況から脱したいと、解決策を模索し続けていました

 

 

 

そこで見つけたのが「ヒプノセラピー」。

 

ヒプノセラピー(hypnotherapy)とは、催眠による心理療法のひとつで、催眠状態に入って自分の内面と向き合い、悩みの原因を探ったり、解決の糸口を見つけたりするもの。普段、私たちが感じているのは「顕在意識」。それに対し、意識していないものが「潜在意識」。ヒプノセラピーでは、催眠状態に入りリラックスした精神状態をつくり、この潜在意識にアプローチするのです。

 

インターネットで見つけたサロンに予約を入れ(赤坂だったような気がします)、1人で行きました。

 

ヒプノセラピーを受けるということも、誰にも言いませんでした。言えませんでした。

 

指定場所、メゾネットタイプの綺麗なマンションに居たのは、男性セラピスト。

 

そのとき私は20代半ばだったように思いますが、男性セラピストは40代に見えました。

 

過食嘔吐で悩んでいること、それを改善したくて予約したことなどを伝え、その後、傾斜の緩い1人用のソファに座るように言われました。

 

後にも先にも「ヒプノセラピー」を受けたのはこのときだけなので、それが良かったのか悪かったのか?正しい手順なのか誤っていたのか?それは、今でもわかりません。

 

「あなたは今、お母さんの子宮の中に居ます。そこは温かくとても心地良い空間で、安心して浮かんでいられます」

 

というような導入から始まったと記憶しています。

 

60分くらいだったのでしょうか?忘れてしまいましたが、最終的に、「過食衝動が来たら、いつも欠かさず身につけていたネックレスに触れると衝動が引いていく。深呼吸をしてネックレスに触れてみましょう。」のようなことを言われ、セラピーが終わったように思います。

 

行ってみたいセラピーに実際に行ったことは私にとってプラスだったと思いますが、結果としては効果なしでしたね。

 

過食衝動が大波でやってきたら、ネックレスを触ったくらいで回避することは不可能。

 

食べることで得られる充足感・幸福感はやっぱりあるので、それに勝つことはできないのです。

 

そこまで期待はしていませんでしたが、ヒプノセラピーで私の過食嘔吐が改善することはなかったです。金額は10,000円くらいでしょうか。

 

ただ人によって、また選ぶカウンセラーの方によって、効果が出ることもあるのかもしれません。

 

私自身、どこか疑って怪しんでいたのも、悪かったのかなぁと思っています。