今思い返したら…

 

私は、大学4年生になる少し前に引っ越しをしたのですが、そのタイミングで私の完璧なダイエット生活が破綻の兆候を見せたように思います。

 

古いアパートから、古いマンションに引っ越しをしたその日、引っ越しの手伝いをしてくれた両親が帰った瞬間…

 

何とも言えない、今までに抱いたことのない感情が溢れ出てきたのです。

 

感情というより…もはやダムの決壊のような内側からの衝動

 

それまでは綿密なダイエット生活でしたから、時々もらうお菓子などは食べられるはずもなく、スニーカーの箱に詰め込んで保管していました。

 

このスニーカーの箱には、ほとんど目いっぱい、お菓子が詰まっていました。

 

その箱に入っていたチョコレート菓子を食べずにいられなかったのです。

 

当時、お菓子を全く食べていなかったわけではありませんでしたが…食べるとしてもカロリーを計算して、食事で調整できる分だけ。自分が納得できる分だけでした。

 

しかしその日、次から次へと箱に入っていたお菓子を全部…食べている間も不安でいっぱいでした。

 

食べたあと、大量のお菓子をものの数分で食べきったことの驚き、膨大なカロリーを摂取した罪悪感、そして自分への失望感に押し潰されそうに。

 

その当時は気づいていなかったけど、引っ越しによる環境の変化も確実に影響していました。

 

強くて完璧な私だったはずなのに

 

とにかくいろいろな感情が襲ってきて、ボロボロと涙がこぼれた。あれなんだったんだろう…。

 

こんな経験はダイエットを始めてから初めてで、自分が狂ってしまったんじゃないか?という不安もあり、急いで彼に電話をした。あの時、彼はすぐ来てくれたのかな…来なかったのかな…なんだか大切なことなのに覚えていない。

 

でも、それで気持ちはおさまって翌日からは元の生活に戻った。また、極端なダイエット生活。

 

ただ、その日から何かあると食欲がコントロールできなくて、ワーっ!と暴食するようになった。これが過食の始まり