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写真は当時の相棒だったGB400TTが特集された1988年のクラブマン誌。昨日、塩津さんのブログ を読んでいて思い出した。 ボクのオートバイへの憧憬はこのあたりに原点があることを。ちなみにGBは今でも手放せずにいて、berried様邸へ居候させてもらっている。


学生時代のボクは創刊当初のクラブマン誌に相当な感化を受けていた。個人的な好みだが、小野編集長時代のそれは、ダンディズムの匂いたつ誌面で、ガキだったボクを魅するに十分なものだった。"Enthusiasm"という言葉を知ったのもこの雑誌で、今思えばオートバイという機械にではなく、それを愛してやまない粋な大人の世界に憧れていたのだろう。


その後、順調にオートバイへと傾倒したボクだが、四十になった今でも「粋」は依然として遠い。いくら高価なオートバイを手に入れても、いくら権威ある人脈にコネクトしても、自分自身が相対的にくすんで見えるだけ。見た目のショボさは生来なので如何ともし難いが、せめて中身は大好きなオートバイを通じて精進したいものだ。