03(マルサン)さん の写真がもう一枚あったので。

よく見ると、コースの行く手がシールドに写り込んでる。目の表情も見えるし、ここにピントを持ってこれれば面白い写真が撮れるかも。



で、ミニバイクの撮影について思うこと。

まずは環境の問題。モタードにも言えることだけど、ミニサーキットは狭い上にタイヤバリアやら何やらで背景がゴチャゴチャしがち。これを回避する手段としては、


 1.マシな背景ポイントを探す。→背景が自然系などコントラスト重視。

 2.思いっきり流す。→1/30くらい?

 3.思いっきり寄る。→マシンが断ち切れて背景を隠す。

 4.明るいレンズで被写界深度を浅くする。→f2.8以下?


くらいかな?まあ2か3あたりが現実的なアプローチなんだろうか。

あ、NDフィルタをつけて、浅くかつ遅く撮るってのはどうだろ?めちゃめちゃ歩留り悪くなりそうだけど。


次にライダーの問題。マシンがチッコイので、いくら速くても悲しいかな可愛く見えてしまう。クリアシールドで表情(特に目)が確認できればまだしも、ダークスモークのシールドだと、どうも「原チャで峠攻めてるんすよ!」な小僧っぽく見えなくもない。三十路以上のおっちゃんは三白眼でコーナーの先を睨んでる方が、目元の皺と合わせて、あれこれ想像の膨らむ写真になると思うけどな。

それから上背のあるライダー(170中盤以上)は、かなり体を折りたたまないと、チビライダー以上に不格好に見える。手足の長さを活かして、肘をすりそうなくらいが格好いいんじゃないだろうか。まあ、あくまで写真映えの話なんで、遅くなったりコケたりしても知らんけど。


最後にマシンの問題。選手権もそういう傾向にありそうだけど、ツナギとともに車体もボロい。練習量が半端じゃないという証でもあるだろうから、ある種の迫力を表現しようとする場合は有用。がしかし、車体がチッコイことと相まって、文字通りの「貧相」になりかねない。これを回避する手段としては、


 1.モノクロやダブルトーンに変換する。→シリアスあるいはノスタルジーに意図を絞る。

 2.クロスプロセスやノイジーに加工。→サブカル的な表現。


なんてどうだろ?やってみてないのでわからんけど。


結論として、毒っ気たっぷり系・お洒落にスマート系・臥薪嘗胆系の3系統くらいに、乗る方も撮る方も絞って考えた方が良さそう。あ、MXやFMXの系譜でモンスターエナジーとかメタルマリーシャのテイストなんてどうだろ。若いライダーも多そうなんで、親和性高いかも!

おっと…だんだん撮影と関係なくなってきたので、今日はこれくらいにしときます。