「ユーザーの立場に立って考える」という常套句がある。企画書や会議ではバンバン頻出する文句だが、そんな簡単にユーザーの立場になんてなれるワケがない。例えばボクなら、当該製品/サービスのターゲットが中高年の男性ならわりと容易だが、若年層や女性となると非常に苦しむことになる。もちろん、その対象界隈への調査や聞き取りに励むわけなのだが、サンプルとなる意見は取れたとしても、新たな発想には中々つながらない。そこで、F1層(20~34歳の女性)が一人で過ごす土曜日を身をもって体験してみた。




(以下、仮想プロフィール:31歳独身女性彼氏ありの一人称で。つーかF1層って広すぎるよねぇ)

北山のCafeで遅めのランチをとりながら仕事関連の読書。階上の服屋さんでは今日までバーゲンをやっているけど、夏のイベントに備えここはガマンガマン。陽も傾きはじめたことなので、地下鉄で四条へと向かう。お目当ては古今烏丸 に入っているlisn 。150種類の中から1本単位で選べるインセンス。その香りはもちろんのこと、店内のしつらえもお気に入り。若い男性客の姿もちらほらで、ちょっぴり違和感を感じる。でもきっと彼女にプレゼントするつもりなんだろうな。最近は女性的な男の子が増えたもんだネ。




お気に入りのNoと初挑戦のNoを数本ずつゲットした後は、同じ館内のACTUSをブラブラ見て回る。どこからどう見ても結婚を控えていそうなカップルが、クイーンサイズのベッド脇であれやこれやと相談中。やや居たたまれない気持ちになり、そそくさと建物を後にする。

外に出てみると、夕焼けが京都の空を染めていた。ホンマにきれい。横断歩道を渡りながら携帯のカメラを空に向けると、反対側から渡ってきた女性も同じように携帯を向けている。「みんな美しいと感じるものは同じなんだなぁ」と、なんだか嬉しくなっちゃった。^^




その後は、夜ごはんのレシピを探しに大丸へ。デパ地下での買い物は高くつくけれど、吟味された美味しい食材を少量だけ買えるのが嬉しい。ワンフロアでパンやスイーツまで何でもそろっちゃうし。

何も考えず食材を眺めているうちに、献立は素麺にしてみようと思いつく。というのも最近お店で食べた冷製パスタ(カッペリーニ)がすごく美味しかったから。同じ具材で麺を素麺にリプレイスしてみようと考えたわけです。笑

ということで、おくら・きゅうり・梅肉・アナゴ蒲焼を買い揃えて家路へ。あ、それから朝食用のバタールも。


家に着いたら早速お料理。下ごしらえといえばおくらの産毛を塩で揉み取るくらい。必要な材料をゆがいちゃえば、あっというまにできあがり。超カンタン♪ でも、この料理に合う器がなかったのが残念。今度探しににいかなきゃ。

食事の後は、インセンスの初挑戦Noを早速焚いてみる。うん、コレいい!今回選んだのは#218のWhistle(ホイッスル)。ホイッスルって辞書で調べると「鳥のさえずり」という意味もあるんですねぇ。香りもその通りだと思います。爽やかな朝って感じ。

これで爽やかな日曜日の朝を迎えられそう!^o^

(終わり)


あ~疲れた。本来は絵文字がかなり混じると思われる。

ちなみに上記行動は実際に一人でやってみた。(一部脚色あり:lisnの写真はTrial Set)

これでいいアイデア浮かべばいいけどなぁ。