遂にステーター・コイルまで辿り着きました。

 

巻かれたコイルが黒色で、かなり格好イイと思ってしまいました…

 

私の目視では漏電原因はわかりません。

 

この部品は内側に貼ってある磁石の力で簡単には抜けません。

 

この部品を抜くためだけの専用工具もあるようですが、私は工夫して外しました。

 

新品と部品と比較すると…

 

今までエンジン始動中はコイルが赤熱していたように推測できます。

 

※事実、交換後のテスト走行ではエンジン温度が下がったように感じました。

 

ステーター・コイルは、4本のT27トルクスボルトで固定されています。

 

裏(エンジン側)

 

コイルに付着しているモノはプライマリーオイルの燃えかすでしょう。

 

こんな具合にシリコンシーラントで漏れ対策されていました。

 

当然ですがカプラーが抜けるようなサイズの穴でした。

 

念入りに綺麗にしましょう。

 

ここをきっちり仕上げると、ここからのオイル滲み・漏れから解放されます。

 

内側から

 

 

新品(社外)のステーター・コイルを取り付けていきましょう。

 

綺麗で気持ちがいいです。

 

ここをパーツクリーナーで洗浄・脱脂して

 

シリコンシーラントをたっぷりと塗布します。

 

慎重に差し込み、溢れてきたシーラントを丁寧に拭い取ります。

 

完全に差し込めたのかがわかりづらかったです。

 

T27トルクスボルト4本を取り付けた直後、念のため漏電テストをして”再作業”を避けます(笑)

 

暗電量は3mA程度で今回の漏電修理はステーターコイル交換で正解だった様子です。

 

ここのガスケットには樹脂製の位置決めノックピンが2本ありますので、表裏・位置に

留意して破損しないようにご注意下さい。

 

 

スプラインに合わせると、磁石が指定位置まで誘ってくれます。

 

折り返し点通過。

 

取り外した漏電していたステーター・コイル

 

裏(エンジン側)

 

重量は1kg以上あり、重さを感じます。

 

次は組戻し作業の報告になります。