どうしても嫌いな人

いつもありがとうございます

いづみです。

ブログタイトルを見て

「随分と挑戦的な・・・」

なんて思った人が
いるかもしれませんね。

わたしの・・・ではなくて

本のご紹介です

どうしても嫌いな人―すーちゃんの決心/幻冬舎: ￥1,296; Amazon.co.jp

主人公のすーちゃんは36才。

独身の一人暮らし。
カフェの店長（正社員）。

同じ職場で働く人を
思い出すだけで

心の中がざわざわしてくる。

ざわざわして
キリキリしてくる。

いくつかの小さいことが
だんだんと積もり

そして
その人が嫌いになっていく。

そのうち

嫌いな人を
慕っている人達までを
嫌いになっていく。

嫌いな人の
良いところを探したり

嫌いな人を
好きになろうとしたり

それが出来ないと

自分が悪いみたいに
思えて

また
苦しくなる。

だからすーちゃんは
ある決心をします。

もう一人の主人公は

すーちゃんのいとこ
あかねちゃん、30才。

独身で実家暮らし。
OL（正社員）をしています。

妹の結婚が決まり

両親は口を開けば
「あなたも・・・」
と暗に催促。

彼氏はいるけれど
まだ結婚の話はなし。

仕事はつまらないし
先輩OLにはムカつくし

早く結婚して
仕事を辞めたい。

そんな折
彼に転勤の話が持ち上がり

「オレについてきて欲しい」

待ちに待ったプロポーズ。

結婚して
仕事を辞めると思たら

今までムカついていた
先輩OLの言動も
氣にならない。

色々なことを
大目に見られるようになった。

でもちょっと

「これでいいのかな・・・」

って思う。

彼の
ちょっとしたことが氣になって

「結婚、ホントにしていいのかな・・・」

って思う。

心の中が
不安でいっぱいになるくらい

自分の人生が
ずっしり重たい。

誰にも
自分の人生を
軽く見積もられたくない。

だからあかねちゃんも
ある決心をします。

なんとか
自分の氣持ちに

折り合いを
つけようとするけれど

上手くいかなくて
また落ち込む

読んでいて

「あるある！」

「分かる！そう思うよね・・・」

がいっぱいありました。

秀逸はラストの

すーちゃんと

すーちゃんの
いとこ（あかねちゃんの妹）の結婚式に

参列する為に上京した

すーちゃんのお母さんとの会話。