それでは、
今回は予告していた通り
真田広之さんの作品をば。
以前にもいくつか挙げていましたが、
こちらも主演作品では有名なところじゃないかな。
ビバ80年代!
「吼えろ鉄拳」!
1981年公開 (米題:Roaring Fire)
監督: 鈴木則文
脚本: 鈴木則文/井上眞介/志村正浩
アクション監修: 千葉真一
製作会社: 東映京都
配給: 東映
キャスト
真田広之/志穂美悦子/山下美樹/大木こだま/南利明/アブドーラ・ザ・ブッチャー/黒崎輝/石橋雅史/成田三樹夫/千葉真一他
国際都市・香港とポートピア”81で賑わう神戸を舞台に、アメリカ帰りのカラテ青年・日野原譲次が、謀殺された父母と双子の兄の仇を討つため、叔父の日野原コンツェルンと対決し、悪のシンジケートを追いつめていく!「忍者武芸帖 百地三太夫」で一躍アクション・スターとしての地位を確立した真田広之の主演作第2弾。香港の市街、港、断崖、荒野をフル活用したメカニック・アクションが次々と展開し、真田広之の真の実力が浮き彫りにされる本編は、千葉真一がアクション部門を監修。さらに千葉真一、志穂美悦子、アブドーラ・ザ・ブッチャーらホンモノたちが脇を固める。鈴木則文が、監督・脚本を担当した超娯楽アクション!!
(東映ビデオHPより抜粋)
併映:野菊の墓
*****
80年代の始めの頃、絶大な人気をほこるアイドル松田聖子の初主演映画として
「野菊の墓」が公開前から大きな話題となっていました。
なにせ聖子ちゃんカットとも言われ、
アイドル全盛のあのおでこを見せないヘアスタイルの松田聖子が
日本髪を結いデコを見せていると!
それだけで話題騒然だったのです。
聖子ちゃんカット。
ダースベイダーのヘルメットに似とるよね(^^;
そんな作品の同時上映として組まれた「吼えろ鉄拳」。
真田さん主演てことで、観に行きたかったのですが
併映の野菊の墓には全く興味がなく、、
結局映画館には足を運びませんでした。
その後、テレビのロードショーで初鑑賞。
当時も大変楽しく観たのを記憶しています。
最近観返して感じたのが、
じつに80年代の鈴木監督らしいサービス満点の作品だということ。
くしくも大林宣彦監督の「ねらわれた学園」とおなじ81年、
これぞアイドル映画という撮り方をしています。
物語は香港映画にもよくありそうな勧善懲悪な話なのですが
「トラック野郎」の鈴木則文監督がアクの強さをゆるめ、
ライトなエンタメ性を強くし撮った作品でした。
その後JAC勢とは「伊賀のカバ丸」、「コータローまかりとおる」とタッグを組むことに。
では本題です。
プロローグはアメリカから。。
育ての父が病で死ぬ間際に
本当の家族が日本にいることを聞かされる真田広之。
父にはなんと石橋雅史。
父との修行シーンも冒頭からでてきますが、この時のオープニングにかかる曲が真田氏の名曲「青春ハリケーン」♪
当時もよく聞いておりました!!
まさにヒーローになるべくして成ったお人でしょう!
そして神戸へ。。
最初の絡みには大木こだま師匠!
81年と言えば丁度漫才ブームの頃でもあります!
チッチキチー!!
尋ねた家にはスパルタカスことアブトーラザブッチャーと水着のギャル軍団がお出迎え!
このライト感がね、
じつに80年代ぽくよろしい(^^)
そして盲目の姉に志穂美悦子!
見事なクンフーを今回も見せてくれます。
それから黒幕に成田三樹夫さん
この気持ち良いほどの悪(ワル)!
どんどんエスカレートしていきます(^^;
彼の手下の連中も実にバラエティーに富んでおり、
キックボクサーに
福本清三さん演じる薙刀の使い手、
JACの皆さん、
そして後半にも
グレート小鹿さんに
安岡力也に田中浩さん!
またラスボス扱いにプロ空手の創始者大塚剛も参戦!!
熱いバトルを見せてくれます!
この猛者どもを相手に次々と倒していく真田広之!
もちろんスタントも自身でされています!
ヘリとの闘い!
香港での追いかけっこ!
2階建てバスの上でのスタント!!
自殺の名所として名高い東尋坊からのダイブ!!
その他にも仲間たちには
千葉さんも登場!
変装の名手としての登場に
同じ出演者の
南利明さんへのオマージュが感じられます。
南利明さんは千葉陳一主演の「やくざ刑事」に出演の際、変装する上司を演じておりました。
それからJACの後輩の黒崎輝
鈴木監督のJAC提携次回作「伊賀のカバ丸」、「コータローまかりとおる」では主演を務めますね(^^)
まあこのような
魅力あふれるキャラクター陣、
見ごたえのあるバトルアクションにスタント、
てんこ盛りな作品ですが
じつに80年代ぽいライトなノリですので
あんま印象に残らないのも事実ですねえ(^^;
しかし今観りゃもう、、
かなりお腹いっぱいです(^^)
では最後に
ブッチャーさんから一言!
ケッコウケダラケ・・
ネ・コ・・
ハイダラケ!!
ギャー!!!!!!
てことで次回も真田作品です!!(^^)