【導入|副業に失敗し続けて、お金だけが減っていく感覚】
副業を始めたきっかけは、ただ「少しでも生活を楽にしたかった」だけだった。
でも、現実は真逆。
副業をやればやるほど、口座からお金が消えていった。
情報商材に3万円。
転売スクールに10万円。
ブログテンプレに5万円。
どれも「簡単に稼げる」「真似するだけ」と書かれていた。
信じた。素直に、必死にやった。
それでも結果は出なかった。
ひとつ副業をやめるたびに、
「自分には向いてないのかもしれない」
「頭が悪いのかもしれない」
「どうせ才能がある人しか稼げないんだ」
そんなネガティブな言葉で、自分を納得させるしかなかった。
でも、ふと気づいた。
3回も4回も同じように失敗して、同じようにお金を失ってる。
おかしい。おかしすぎる。
なぜ自分だけが失敗するのか?
いや、本当に“自分だけ”なのか?
気づけば、僕と同じように「副業難民」になっている人は驚くほど多かった。
SNSを見れば、稼げたという人が目につく。
けれど、稼げなかった人たちは声を上げない。
失敗者の声は、沈黙の中に埋もれていく。
僕はこの数年間で副業に100万円以上つぎ込んだ。
返ってきたのは、知識でも経験でもなく「虚無感」だった。
自分の時間と希望を削りながら、やっと気づいた。
頑張っても成果が出ないのは、「やり方」が悪いからじゃない。
そもそも「やってはいけないこと」を繰り返していたからだった。
この記事では、僕のように「頑張っているのに副業で成果が出ない人」に向けて、
なぜ失敗が続くのか、そしてその原因となる“テンプレ信仰”について
具体的な思考ワークとともに深掘りしていく。
もしかすると、あなたも気づかないうちに
誰かの成功体験を、自分の正解だと思い込んでいるかもしれない。
このままでは、また“次の失敗”が待っている。
でも、思考を変えれば流れは変えられる。
【1. テンプレ通りにやったのに、失敗しか残らなかった話】
正直に言うけど、
副業って「やれば報われる」ものだと思ってた。
どれだけ時間を使っても、どれだけお金をかけても、
「ちゃんとやれば、いつか成果は出るだろ」って
で、やったよ。
俺なりに。
最初に手を出したのはブログアフィリエイト。
「このテンプレを使って、毎日1記事書くだけで稼げます!」ってやつ。
今なら笑えるけど、そのテンプレート、2万5千円したからね。
「稼げる人の型があるなら、買うしかないっしょ!」って思ってポチった。
結論から言うと、2ヶ月で挫折。
アクセスはゼロ、売上もゼロ。
俺のGoogleアドセンスは、永遠に審査中のままだった。
次は、情報商材系の副業。
「自己アフィリエイトで月5万!初心者でも簡単!」っていうコピーに吸い寄せられて、
教材代に3万5千円。
そしたら、中身は「ポイントサイトに登録してカード作れ」って内容。
…あのとき作ったクレカ、今も1枚も使ってない。
さらに、転売スクールにも行った。
中古せどりってやつ。
月額1万円のLINEグループ+コンサル3万円のセット。
コンサルは一回30分のZoomで終わり。
「まずメルカリで100品出しましょう」って言われて、俺はその日、
家中のいらないものをかき集めた。
でも、売れない。
値下げしても、写真変えても、売れない。
「これは勉強代だな…」って、また自分を納得させた。
こうやって、3回、いや4回かな?
副業に挑戦しては散っていった。
何も残らなかったわけじゃない。
借金と虚無感、あと使わないクレカと発送用のプチプチが残った。
何よりキツかったのは、
「お前、また副業に失敗したの?」っていう空気。
誰もそんなこと言ってないのに、自分で勝手にそう感じる。
だから言えない。誰にも言えない。
副業に失敗したってことを。
で、次に何をしたと思う?
また“別のテンプレ”を探したんよ。
【2. 分析:なぜテンプレは通用しないのか?】
正直な話、「うまくいってる人の真似をすれば、自分も稼げる」って思ってたんですよ。
…というか、それしか道がないと思ってた。
だってさ、こちとら副業初心者。
知識もない、時間も限られてる。
だったら、うまくいってる人のやり方を“そのままパクる”のが一番効率いいでしょ?
っていう、まあ安易な発想。
でもね、これが落とし穴だったんです。
📌 テンプレが「罠」になる3つの理由
1. 自分の状況に合ってない
成功者のテンプレって、
「すでに一定のスキルや環境がある人向け」に作られてることが多いんですよ。
たとえば、ブログのテンプレ。
「記事タイトルはこう」「見出しはこう」「CTAはこの位置」って細かく書いてある。
でもね、それ以前に“読者が読みたいテーマ”を外してたら、全部ムダ。
こっちは副業やりながら本業もあるし、
子育てや家事だってあるわけじゃないですか。
“毎日更新前提のテンプレ”とか、そもそも無理ゲーです。
2. そもそも「自分で考える」力を奪われる
テンプレって、“考えなくていい安心感”があるから、楽なんですよね。
「この通りやればOK」って言われると、疑う理由すらなくなる。
だけど、その通りやって失敗したとき。
その理由が、自分で分からない。
そして、また別のテンプレを探す。
――このループに、僕もがっつりハマってました。
テンプレって、「やること」は教えてくれるけど、
「なぜやるのか」までは教えてくれないんですよ。
3. “実はすでに古い”ケースが多い
これはほんとにあるある。
「これで稼げます!」っていうテンプレ、
実はその人が“1年前にやってたこと”だったりするんです。
で、今はもう別の方法で稼いでる(笑)
つまり、売ってるノウハウがすでに“賞味期限切れ”なんですよね。
それに気づいたとき、ちょっと笑った。
「これ、俺、過去のやり方をなぞってただけじゃん…」って。
🤝 だからこそ「あなたにも問いたい」
これを読んでるあなたに、ちょっと聞きたい。
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今やってる副業って、「自分で考えて選んだ方法」ですか?
-
それとも、「なんとなく稼げそう」って理由で飛びついたテンプレですか?
もし、今うまくいってないなら、
そのテンプレが“自分に合ってない”だけかもしれない。
何がダメだったのか?
どこでズレたのか?
それを一緒に見つけるのが、このブログの目的です。
【3. 副業テンプレ依存から抜け出すための思考ワーク】
ここまで読んでくれた人なら、
「うん、俺もテンプレで痛い目見たわ」って思ってくれてるかもしれない。
でもさ、じゃあ「テンプレやめます!」って言って、
すぐに何かが変わるかっていうと…まあ、変わらんのよ。俺もそうだったから。
✍️ ワーク①:過去にやった「テンプレ副業」を洗い出す
まずはこれ。
“今まで自分が信じたテンプレ”を思い出してみてほしい。
紙でもスマホのメモでもいい。
ざっくりでいいから、こんな感じで書き出してみて
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ブログアフィリのテンプレ(毎日更新しろってやつ)→2ヶ月で挫折
-
自己アフィリエイトで月5万って教材→クレカだけ増えて赤字
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LINE転売スクール→商品も仕入れず終了
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SNSの1日5投稿テンプレ→ネタ尽きて沈黙
こうやって並べると、自分が「どんなパターンで騙されやすいか」が見えてくる。
俺は“簡単・すぐ稼げる”ってワードに弱かった。
あと「テンプレ完備・マニュアル完璧」って言葉にも。
💭 ワーク②:「そのテンプレ、なぜ信じた?」を問い直す
次にやってほしいのが、「そのテンプレをなぜ信じたのか?」って自分に問いかけること。
たとえば俺の場合
-
「自分には頭がないから、成功者の真似をするしかないと思ってた」
-
「自分で考えて失敗するくらいなら、最初から正解を買ったほうが安全だと思ってた」
――で、結局失敗した。
しかも、考えなかった分、納得すらできずに終わる。
これ、なかなかダメージでかい。
📌 だからこそ、「考える力」を少しずつ取り戻す
副業ってさ、冷静に見れば「小さなビジネス」なんよ。
だったら、「なんでこの商品を売るのか」「誰に向けてなのか」っていう、
基本の“考える力”が要る。
でも、テンプレ依存してると、その力がどんどん鈍る。
ここで「じゃあどうやって考える力を取り戻すか?」って話になるんだけど、
別に難しいことは要らない。
✅ ワーク③:「今、自分で考えて決めたこと」を1つ書く
今日の中で1個でいい。
「これ、自分の意思で決めたな」って行動を探してみて。
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朝、あえてコーヒーじゃなく白湯を飲んだ
-
ブログ記事のタイトルを人の真似じゃなく、自分の言葉で書いてみた
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1日5分だけ、副業じゃなく“自分の思考整理”に使ってみた
……そんなレベルで十分。
“誰かに言われたから”じゃなく、“自分で選んだ”ことが大事。
副業も、そっからしか始まらないんよね。
テンプレでガチガチになった頭に、ちょっとだけ「自分の判断」を入れてみる。
最初は違和感あるけど、これが回復の第一歩だった、俺の場合。
【4. 僕がテンプレ地獄から抜け出せた「きっかけ」】
テンプレ副業の連敗記録を更新しまくって、
正直「もういい加減、俺には無理なんじゃ…」って思ってた頃。
いやほんと、気づけば何も残ってなかったんですよ。
教材は積まれてホコリかぶってるし、口座は赤いし、モチベは灰すらない。
“副業の墓場”って、たぶん俺の部屋だったと思う。
そんなある日。
たまたま目にした記事で、たった一言だけ心に刺さったんです。
「テンプレをやめたとき、人はようやく“自分の副業”を始められる。」
……それな。完全にそれな、って思った。
📌 変わったのは「副業に対する前提」だった
それまでの俺は、とにかく“正解”を探してた。
成功してる人のルートをそのままなぞれば、自分も…って
でも現実はそうじゃなかった。
環境もスキルも性格も、違いすぎるんよ。
テンプレが通じるのは「出発点が同じ人」だけだって、
やっと腑に落ちた。
そこから、「とりあえず人の真似」はやめた。
🧭 最初にやったこと:自分の棚卸し
真っ先にやったのが、「自分の今の状態を洗い出す」って作業。
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時間:平日夜に1時間が限界(本業が地獄すぎる)
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スキル:文章はまぁまぁ書けるけど、営業とか交渉は超苦手
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興味:正直、稼ぎたいより“納得したい”気持ちの方が強い
これを書き出して、「あれ?俺って無理にインフルエンサー真似る必要ある?」って気づいた。
✍️ そして「小さなコンテンツ」を書き始めた
最初は、X(Twitter)で失敗談をそのままつぶやいた。
「副業で騙された教材TOP3」とか、「2万円払って5分で挫折した話」とかね。
すると、同じような人たちがちょっとずつ反応してくれるようになって、
「あ、なんか繋がってもいいかも」って初めて思えた。
💡 小さな成功体験:はじめて反応が返ってきた
それまでの副業って、全部“独りぼっち”だったんですよ。
教材読むのも、記事書くのも、稼げないのも、全部一人で抱えてた。
でも、「自分の言葉」でつぶやいたときだけ、
誰かが「それ、分かる」って言ってくれた。
収益?そんなもんゼロでしたけど、
「誰かと繋がれる」ってだけで、心がちょっと救われたんですよね。
あれが俺にとって、テンプレ地獄から抜け出す“最初の一歩”だった。
【5. 続けるために必要だった“疑う力”と“納得する力”】
テンプレを脱して、小さな発信を始めたとはいえ──
正直、すぐに“迷い”って戻ってくるんですよ。
SNS見たら「月収7桁いきました!」みたいなのが山ほど流れてきて、
「あれ…やっぱり俺、間違ってるんじゃないか?」って
焦る。めちゃくちゃ焦る。
🤔 疑う力を取り戻すには、まず“疑う先”を変える
前までの俺は、【自分】を疑ってた。
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「どうせ俺には無理なんだろうな」
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「才能ないんだから、もうやめとけよ」
-
「やってることが地味すぎて意味ないよな」
──って、全部自分のせいにしてた。
でもある日ふと、思ったんです。
「いやいや、そもそも“月収7桁”って、誰が証明してくれんの?」
他人の成功ストーリーって、だいたい“見せ方”がうまいんですよね。
キラキラしてるようで、実態は曖昧だったり、条件付きだったり。
しかも、ああいうのって「自分が凹んでるとき」に限って刺さる。
でもそれって、実は現実の評価じゃなくて、精神のスキマに滑り込んでくるだけなんですよ。
🔍 疑う力=「目の前の情報は本物か?」って問うこと
その日から、俺は“他人の発信”を見るときにこう問いかけるようにした。
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「この人が言ってる『成功』って、どのレベルのこと?」
-
「再現性ある?今の自分に合ってる?」
-
「そもそもこの人、今も続けてるの?」
っていうかね、発信止まってる人、結構多いのよ。
「○ヶ月で10万円!」って言ってた人、半年後には音沙汰なし。
──これ、俺も何度かやったから分かる(笑)
🧭 納得する力は「誰かの正解」を捨てる勇気
で、次に必要なのが“納得する力”。
つまり、「自分の選択がしょぼくても納得する」ってこと。
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「まだ成果ゼロだけど、自分の言葉で書けてる」
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「たった1人でも“読んでるよ”って言ってくれた」
-
「今はインプット期。焦らなくていい」
──これを、誰にも評価されなくても、自分でOK出せるか?
俺にとっては、この“内なる合格ライン”を持てたことが、何よりデカかった。
💬 自分に問いかけた言葉
副業って、誰かに評価される世界じゃないんよ。
結局は、自分との対話の積み重ね。
だから、俺はよく自分にこう聞いてる。
「今やってることって、“納得してる?”」
この問いかけだけで、「やらされ感」でやってる作業を、
ちょっと止めて見直せるようになった。
【6. あなたも、もう“自分の副業”を始めていい】
副業って、
「これが正解です」ってテンプレに乗っかれば、なんとなく安心できる。
俺もそうだった。
「この通りにやればOK」
「この教材通りなら稼げる」──って思えば、努力は機械的に済むし、責任も誰かのせいにできる。
でもね、
テンプレに乗ってた頃の俺は、ずっと“自分の副業”をやってなかった。
🌱 自分の副業は、しょぼくていい
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派手じゃなくていい
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稼げてなくていい
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他人に「それ何の意味あんの?」って言われてもいい
だって、それでも続けられることって、
実はめちゃくちゃレアなんですよ。
📘 小さな行動ワーク:まず“やってないリスト”を作ろう
ここで1つ、俺がよくやってる「思考の棚卸しワーク」を紹介します。
📝 ワーク:やっていないことリスト
-
今、副業で「やらなきゃ」と思ってることを全部書き出す
例:SNS毎日投稿/朝活/セールス勉強/ブログ更新 など -
その中で「実は一度もやってない or 続いてないもの」に丸をつける
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丸をつけたやつは「やる気がない」or「向いてない」ってこと。
→無理にやるの、やめていい
副業って、“やらないこと”を決めるほうが、10倍くらい大事なんですよ。
苦手なことを無理に継続しようとして、結果「副業そのものをやめる」──それ、めっちゃあるあるだから。
🗣️ 最後に、あなたへ問いかけたい
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「その副業、本当に自分で選んだものですか?」
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「なんとなく続けてる“テンプレ行動”、ありませんか?」
-
「やってないことを、ずっと“やらなきゃ”で苦しんでませんか?」
副業で大事なのは、「継続すること」じゃない。
納得して続けられる“土台”を、自分で作ることなんです。
それがあってはじめて、収益だの実績だのって話が出てくる。
というわけで、今回はこのへんで。
📌 関連案内とご注意
🗒️ noteも書いてます
もし今回の記事が「自分のことみたいだな」と感じた方は、
noteにも少しずつ体験や考えをまとめていますので、よければ覗いてみてください。
▶ 僕のnoteはこちら
ブログでは書ききれないような、もう少し深めの話や、
「こういう失敗をしたらこう抜けた」ってプロセスなんかも載せてます。
🌱 今後やる予定のPARKについて
現在はまだ準備中ですが、
将来的に副業連敗の経験から立ち上がる人たちと、
もっと深く繋がれる場所(PARK的な場)も考えています。
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失敗談の共有
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副業の“やらないこと”リスト交換
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継続の悩みを吐き出せる場
そんなことができたらいいなと。
「そういう場所があったら入りたい」という方は、
Xやメッセージなどで、ひと言もらえると嬉しいです😊
PARKのリンクはこちら
https://park.jp/?outer_ref=INV-N1YKVT
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本記事およびnoteに記載された内容(文章・構成・体験談)は、
すべて僕自身の実体験と考察に基づいて執筆したものです。
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🧭 個人的な意見・感想としての記述です
本記事の内容は、あくまで僕個人の体験・失敗・学びをベースにした考えであり、
「こうすべき」と押しつけるものではありません。
読んでくれた方が、「自分だったらどう感じるかな?」と
考えるキッカケになれば嬉しいです


