鈴木 杏
シルビア・グラブ
花乃まりあ
ブルゾンちえみ
《STORY》
舞台は、大西洋とカリブ海の間に浮かぶリゾート・アイランドにある別荘のリビング。
別荘の持ち主・梅蔵は島を開発している資産家であり、双子の姉妹・愛と萌の父親である。
愛を訪ね、バカンスにやってきた旧友の千津とそのエキセントリックな友人・市子。
愛と千津は、ただならぬ雰囲気を漂わせている。
そこに、梅蔵と後妻の咲恵が予定より早く旅行先から戻って来る。咲恵のせいで母が自ら命を絶ったと思っている愛は継母である咲恵と、病弱ゆえに父の愛を独占する萌を妬ましく思っている様子。
そんななか、市子がひょんなはずみで愛をベランダから突き落としてしまう。
それから、8年。
それぞれの人生がさまざまに変化する中、同じ別荘のリビングに集まった4人。
そこで待ち受けていたのは衝撃の真実だった。
そして更に8年の年月が流れ…。
16年にわたる女たちの複雑に絡み合った運命は思わぬ結末をむかえる。
『1998年、KERAが作・演出をし、劇団「ナイロン100℃」公演として新宿・紀伊國屋ホールにて初演され、2002年に同劇団により再演された。
女優4人で紡ぐミステリー・コメディであり、世相を鋭く映し出しながら、16年にわたる女性同士の心の機微を描く密室劇の傑作として、第43回岸田國士戯曲賞を受賞した。』
と、、前置きが長くなってしまいました。
ケラさん特有の映像を使った説明には、イタリア語での音声での説明がありますが、、”ケッレリーノ・サンドロヴィィィッチ~”という巻き舌な発音が良かった♪
内容は、、バブル期ってもう知らない世代の人が多いなかで、解り難くないなかなと心配になりました。2幕には、鈴木杏がオウム真理教に入信していて、、毒を盛る(実際は痺れ薬)だったりと、、当時なら良かったかもしれませんが、裁判も行われ、死刑執行も行われた今、毒を盛るって、、適わない、適切では無いと感じたかな。
宗教のこととか野田さんも舞台に登用させるけど、、、もっと抽象的というか、、、。
笑いを取ってくであろう台詞も空回りしていた気もします。。というか笑えないシーンも合ったかも。
鈴木杏さんは、さすがで、そして今まで舞台で観てきた至上一番痩せてた。シルビアさんの存在感は圧倒的で、、
エキセントリックな役のブルゾンさんは、お笑いの舞台と同じようなしゃべり方で、、、それを演出家さんが求めたなら、私は合わないかな。
花乃まりあさん(双子役で2役演じた) 前半で一人無くなってしまうのだけど、、髪の色と服で区別がつく位、、似ていた、、、酷似している双子役なので、それでいいのか、
当時はとてもウケた舞台だったのかも知れないけど、、、
時代を通して色褪せない舞台も沢山あるなか、、これは取り残された感がすごくした。
Galaxys10からの投稿
