先日母が他界いたしました。
2年ほど前から大腿骨骨折からの影響で、少しずつ体力が落ちていき、ついに6月しばしのお別れということになりました。
いろいろ苦労した母でしたので、今は先に他界した父と仲良くこちらを覗いていると感じます。
育ててくれたことには感謝しつつ、今の心境は、あの姿に現生で会えないのは寂しいなといったところです。
そして、その時から今までに気づいたことが多くありました。
幼少期の私はかなり自由な育てられ方をしていたと思います。
自宅が自営業だったこともあり、両親が共働きで、私の世話もほどほどにしながら、忙しく働いていた母の背中が思い出されます。
そんな中、妹が誕生します。
すると、急に母から4歳の私に「お姉ちゃんなんだからしっかりしなさい。」と言われる様になります。
何かにつけて「お姉ちゃんなんだから」「ちゃんとしなさい」
これが自分を苦しめていた呪縛の言葉だったんだと気づいたのはここ数年でした。
もちろん母には悪気などありません。
単純に仕事もしながらの子育てなので、私にも手伝ってもらいたいのと、
『お姉ちゃん=しっかりさせなきゃ』
その想いだったんでしょう。
だから、振り返ると私も自分に
「しっかりしなきゃ」って
ずっと言い続けていたと思います。
それがこの生涯の中での大きな支えでもあり、呪縛でもあったんです。
しっかりするって、これ、しんどいんですよ。
だって常に誰かのためにしっかりしなきゃなので
自分のためにといったところではないし
自分の潜在意識はどうかと言えば本当は甘えたかったり
時には適当に生きたいわけで、、、
しかし、その言葉が呪縛になっていたので
常に「ちゃんとやらなきゃ」と踏ん張ってました。
しかし、なんだか心身共に疲れた頃
ふとしたタイミングで気づきました。
なんで頑張ってるんだろう??
そして、セルフコーチングで自分の思考や感情の深掘りをしていたら
あれ??
しっかりしなきゃって母親がずっと言ってた言葉だ!!
それに影響されてここまで頑張ってきたのか!!
だから、無駄に力が入って生きてたんだ!
それに気づいてからは、少し楽に生きようと方向転換出来たと思います。
そして、いざ母が他界したとたんに遺品整理をしながらまたその時の想いや場面などが次々と思い出されて、より鮮明に母からの影響を感じました。
親は子供をしっかり育てないと!と思うので
ついつい強制的な言葉を発しがちになります。
そして、子供は最初に接する大人が基本的には親なので、その言葉を素直に聞くこととなります。
それが、実はどう響くのかはまだその段階ではわかりません。
ひとり1人捉え方が違うので、その子供の感性次第だとは思いますが、とにかく親の言葉の影響はめちゃくちゃ大きいということは間違いないと思います。
その言葉がポジティブに働いている時は良いけれど
呪縛になってしまうのはとても危険です。
本来の自分とはズレた考えで動いてしまうから。
そんな経験から、改めて親の言葉の影響は時に心を苦しめるほど大きいんだと実感しました。
もし、子育て中の方が読んでいらっしゃった場合
ぜひ、口癖の様にお子さんに言っている言葉は
ないか?
そしてその言葉は子供にとってどう感じることなのか?を
今一度考えてみてはいかがでしょうか?
そして、今私はいろいろ気づかせてくれる母に感謝の想いを送りたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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