旅と日常とがシームレスにつながる…
そんな毎日を目指して
暮らしの全方位リゾート化を推進中!
日常生活をリゾート風味にするための
わたしなりの工夫について書いていますが、
最近では「いつでも身軽に旅立てるライフスタイル」
に関する記事も多くなりつつあります。
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一気に冷え込み始めましたねー。
週末、お店で「今晩はおでんにしようかな〜」とおでん種セットをカゴに入れたのですが、ふと周りを見回せばこの人のカゴにもあの人のカゴにも同じおでん種セットが……。
ですよねー! 急に寒くなってきたらやっぱり、おでんが恋しくなりますよね〜!
なんだか、親近感を超えた一種の連帯感みたいな感情が湧いてきた秋の日でした。
さて、探し求めた末に巡り会えたasobi to gearさんのASOBI-POCKET。
これまでの経緯はこちら↓
旅をサポート! 日常もカバー! そんな理想のバッグとは?【1】
旅をサポート! 日常もカバー! そんな理想のバッグとは?【2】
旅をサポート! 日常もカバー! そんな理想のバッグとは?【3】
旅をサポート! 日常もカバー! そんな理想のバッグとは?【4】
旅行先での手荷物スタイルは人それぞれですよね。
貴重品類や小物を入れたサコッシュを斜めがけにして、さらにリュックを背負うという最近わりとよく見かけるスタイルで問題ない方は、きっとそれがベストと思います。
でも、
「目の届かないリュックは避けたい」
「持ち歩く荷物は一つにまとめたい」
「できるだけ身軽でいたい」
といった思いを持つ方にとっては、このASOBI-POCKETのような大容量サコッシュは最適解の一つではないでしょうか。
ちなみに、わたしの場合は、
「空間認識能力に難ありで、リュック背負うとあちこちぶつけてしまう」
「携行品が複数になると目配りしきれない」
「荷物増えるとすぐにバッテリー切れ起こす」
という三重苦を抱えるがゆえの、否応なしの大きめサコッシュ一択です
本記事では、ASOBI-POCKETの実際の使い勝手についてレポートさせていただきたいと思うのですが、使い勝手を検証する舞台となった今回旅行が、
「検証のために企画した!?」
というくらいに諸条件の整った環境だったため、思いの外に(?)大充実のレポート内容となっております。(←要するに長文ってこと)
海外旅行といえば基本的に
南の島
な我が家なので、
「手荷物から目を離さないようにしなくちゃ」
「バッグの口はしっかり閉じておかないとね」
といった注意に関してはもっぱら空港まで。
島までスピードボートで移動する際には
ボートの揺れで荷物が飛び出してしまうかもしれないから
バッグの口は閉めておかないとということはあるものの、
島に渡ってしまえば
そもそも常時手ぶらだしぃ〜
という事情のため、今回手に入れたバッグの使い勝手云々の判断はしづらいところがあるといわざるを得ません。
でも、今回の旅行は違った!
南国だけど、街ですよ、街!
シンガポール!!!
↓関連記事はこちら
「バッグの使い勝手検証」に絶好ともいえるであろうシンガポール旅行ならではのシチュエーションとしては、
・滞在期間中は毎日街歩き
・観光地らしい混雑
・ガイドブック類必携
・時折スコール
・暑さ対策+冷房対策が必要
といったものがあり、これはもう、
全確認項目を網羅する
最高のテスト環境
といってもよいでしょう!
少なくとも、「海に出動、でなければゴロ寝」という離島スタイルでは望むべくもないテスト環境であることは間違いありません。
でもって、今回新規導入したこのASOBI-POCKET、結論から言ってしまうと、
満足〜!
前置きが長くなってしまいましたが、今回シンガポール旅行で確かめることのできたasobitogearさんの「ASOBI-POCKET」の魅力について余すことなくお伝えしたいと思います。
あ、それから、あんまり気に入ったとこばかり書くと
「回し者?」
と思われてしまいそうなので、ここがこうだったらなお嬉しいかもといった点についても書きます。(←「もっと上」を求めて止まないわたしの欲の深さをここで活かす!)
とにかく軽〜い!
公式サイトに記載されている商品情報によれば約110g。
(選択する素材にもよるので、多少前後するはずですが)
わたしは背面ポケットを追加してもらっているので……
それでも120g強!
※後日追記※
私が購入したときには背面ポケットは追加オプションの扱いでしたが、その後背面ポケット有の「ASOBI-POCKET Plus」というモデルがラインナップに加わりました。
ごくコンパクトなサコッシュであれば当然もっと軽くできるでしょうが、この大きさにしてこの重量というのは、やはりX-PACとダイニーマという素材の特性の勝利ですねー。
病気らしい病気をしたことがなく、ありがたいことにきわめて健康なわたしですが、いかんせんフィジカル面が貧相且つ脆弱
スーパーの手提げビニール袋をかけると内肘が内出血、ジャムの蓋を開けようとすれば手首を傷める……。
そんなわたしにとって、バッグ自体を含めた荷物の軽量化は気分や流行の問題などではなく、機動力の問題だけにも収まらない。
そう、死活問題 なんです。
それでも若い頃は頑張って重いバッグも持ち歩きましたが、年を重ねるごとに「軽さ命」に。
プレゼントしたレザーのバッグを「重過ぎて…」と申し訳なさそうに言っていた母の気持ち、今ならわかる……!
ここまで軽いの持ってしまうと、もう他のごく普通に重量感のあるバッグは持てないかもしれないです
肩掛けでもノープロブレム!
これはわたしに限った話かもしれないですが、ショルダーバッグを長時間斜め掛けしていると肩にかかる斜め下方向の重みで気分が悪くなってきてしまうため、肩にヒョイと掛けるショルダーバッグスタイルに時折切り替えたいという希望があります。
クロスボディではなく肩に掛けて脇に抱えるスタイルで持つとなると、長過ぎれば不便です。
もともと身長も低め、体格も華奢な部類ということもあり、肩掛け時にきっちり脇のすぐ下に収まるようにとショルダーストラップをかなり短めの50cmにしてもらえるようオーダーしました。(デフォルトは70cm)
↑家中のバッグのストラップや持ち手を測ってみて長さ算出しました〜
これが大正解!
最短の50cmに調整すれば、脇に抱え持つスタイルでも問題なく、斜め掛けにしたときにはちょうど脇の下のところにジャストフィットで揺れがなく邪魔になりません。
ストラップ両端に各20cm程のコードがつながっています。
めいっぱい伸ばした状態(ストラップ全長およそ90cm)で身長155cmのわたしが斜め掛けにするとだいたい腰と腿の間辺りにバッグ本体が来ます。
ショルダーストラップの長さ調整が容易
人混みをかき分けるようにして歩く際には前述のようにストラップを最短にした上で斜め掛けにし、脇のところでしっかりと抱え持つのが安心ですよね。
腰のあたりにブラブラさせている状態だと、ショルダーバッグの場合ついつい背中に回してしまいがち(←中身を狙われやすい隙ありポーズ)ですが、それも避けられます。
とはいえ、いざお財布やスマホなどを取り出すとなれば腰の位置辺りに来ているのが便利。
(というか脇の下辺りにあったのではファスナーを開けるのにも苦労する)
そんなときには、ショルダーストラップ両端にラインロックスライダーが取り付けられているので、そこに通されているコードを上下するだけで手早く長さ調整可能。
通りがかったお店でお土産を購入する際などにも慌てずに済みます。
また、電車内などで着席時に、バッグ本体を邪魔にならないよう膝の上に置いていても、ショルダーストラップがいつの間にか滑り落ちて隣の人に触れてしまっていることってありませんか?
そういったことを避けるために、托鉢僧よろしく首から掛けるようにしているのですが、その際にも長さ調整の容易さに助けられます。
タウンユースでもそこまで浮かない!
機能性は大事ですよ、もちろん。
だけど、実用性最優先のアウトドアギアをそのまま街中に持ってきたなぁー、って露骨にわかるのはちょっと抵抗感あります。特にホテルのチェックイン時などは。
色のセレクトにもよるかとは思いますが、少なくとも全体として「黒いバッグ」となるようにオーダーしたこともあり、街中でもそれなりに馴染んでいました(と思う)。
まあ、アウトドアアイテムに詳しい人であればひと目でアウトドア仕様のファブリックを使っていると気がつくはずですし、詳しくない人でもよく見れば「アウトドアっぽい?」と見抜けるのではないかとは思いますが、とりあえずパッと見で浮きまくっているのでなければよし!……ではないですか?
使用生地にコーデュラナイロンを選べば、さらに街歩き仕様に近づくのではないかとも思います。
水や汚れも気にならずストレスフリー!
贅沢にシルクとか、ふわヒラしたシフォンとか、デリケートな素材のちょっといい服を着たときって、
息子が汚れた手で触ってくる、
それすら許せんっ!キィ〜ッ!
その点ジーンズ穿いてるときの気安さといったら……。
バッグでもそれは同じこと。
気を遣う素材であれば、当然に神経質にならざるを得ませんよね。
その点、X-PACとダイニーマという組み合わせで作ったASOBI-POCKETは、堅牢なだけでなく撥水・防水性もありますから、よほどのことでなければ動じずに済みます。
(わたしの使っているものの場合、汚れの目立たない黒なのでなおさら)
実際、ホーカーズ(屋台村的なとこ)で膝の上にASOBI-POCKETを載せた状態で食事をして、案の定お水だか汁だかを少しこぼして濡らしてしまいましたが、落ち着き払って拭き取りましたよ
もちろん、多少の雨なら余裕です。
(少し雨に降られたりもしました)
フロントポケットが使いやす過ぎる!
フロントポケットでこのゆったり感はなかなかないのでは?
底部にタックが入れられていて、開口部にはゴムを通してギャザーを寄せてあるので、たっぷり入れても比較的すっきりとしています。
本当によく考えられていると感じました。
(何度も試作を繰り返して行き着いた仕様とのことです)
そして、このスナップボタンが重要なんですよ!
たっぷり入るのはよくても口に留める部分が一切ないと、
ガッバァ〜〜〜ッ!と全開 中身落ちる
ということになりますからね。
面ファスナーが使われている場合が多いように思うのですが、これだけゆとりのあるポケットとなると中に入る荷物にもそれなりのボリュームが想定されるわけなので、パチン!としっかり留められるスナップボタンがやはり最適かと。
ただ、開口部に通されているゴム紐は、酷使していれば(←酷使しがちな人)そのうちどうしても伸びてくると思われ、生地が普通の布地とは違うだけに気軽にゴム紐交換もできなさそうで、その点を若干心配していますが……今から心配することもないですかね
そのためのスナップボタンという気もしますし。
もちろん背面ポケットも使いやすい
オプションでつけたマチのないこちらのポケットにも、開口部の中央にスナップボタンがちょこんとつけられています。
旅行中におけるわたしの使い方としては、こういった薄いポケットにはe-Ticketを印刷したものやガイドブックのコピーといった紙・書類系のものしか入れないので、スナップボタンは結局使いませんでした。
常にオープン。
といっても、小さなスナップボタンですので特に邪魔に感じることもありませんでした。
日本国内ではスマホを寝かせて収納することが多く、その場合にもすぐに取り出せることを重視しているのでスナップボタンはやはり留めませんが、たとえば何かアトラクション的な乗り物に乗るとかいった多少の衝撃が予想される場合にはおそらくスナップボタンをパチンと留めることになるかと思います。
見た目をはるかに超える大容量!
平たく置いて幅や高さを測ってみると、実はさほど大きいものではなく、寸法的には一般的なサコッシュよりも少しだけゆったりしてるかな?程度。
ですが、たっぷりと取られたマチとフロントポケットのお蔭で、容量は一般的なサコッシュをはるかに超えるものとなっています。
わたしのように「必要最低限のもの」が多めの人にとっては救世主といえるでしょう。
お財布は海外旅行仕様の大きめののもの、

ASOBI-POCKETの適量の範囲内かと思います。
とはいっても、荷物を詰め込みまくればモリモリと膨らんだ感が出るのは避けられません。
そして当たり前のことですが、詰めた荷物の分だけ重さも増します。
ちなみに、今回旅行中でASOBI-POCKETにもっとも苛酷な試練を与えていたのが下の写真のとき。
折りたたみ傘だのタオルだのを詰め込み過ぎて満タンになったので、ペットボトルはペットボトルホルダーを利用してぶら下げています。
さらに、羽織ものは腰に巻いていますが、あまりに暑くてもともと着ていたボレロ風のものまで脱いだのを2mm径のリフレクティブコード部分に巻き付けています。
しかもフロントポケットはスナップボタンが閉まらない状態……
ASOBI-POCKETにしてみれば「あまりの仕打ち……(涙)」というくらいのレベルの超過運用で、通常であればもうひとつサブバッグを提げるべき状況でしたが、無理矢理ASOBI-POCKET一つで通したケースです。
入るけど、これだけ詰め込むならもっと大きなバッグを持つべきとは感じました。
が、それでもやはり、大きめバッグを遠ざけるのには理由があって、
バッグが大きいと
荷物が集まってくる
と痛感しているから、バッグは大きくしません。
特に家族で行動する場合、大きなバッグを持っていると「これ入れて」「これ持っていて」と頼まれがちなこともあり、気がつけば大荷物に……。
青森旅行の折に大きい縦長トートバッグを持ち歩いたのですが、結果としてカメラ、ガイドブック、ペットボトル、上着などなど、ひとの分まで運ぶこととなり、ついには肩に食い込む重さに具合が悪くなってしまいダウン寸前になったという経験をして以来、「そもそも大きなバッグを持たないようにする」と決意しました。
収納場所が増えると不思議とモノが増えるという家の法則(?)にも似ているかも!?
まあ、上記の例は限界に挑戦!みたいな持ち方なのであって、ASOBI-POCKETが大きめサコッシュとしてはかなりゆとりある容量であることは間違いありません。
Dカンやデイジーチェーンの類があれば嬉しい
で、話は戻りますが、上の写真の無理矢理満載時、ペットボトルホルダーをファスナーの端っこについている小さなループ(ファスナー開閉を楽にするために引っ張る用?)に取り付けたのですが、なにしろ端っこなのでペットボトルの重さでバッグ全体が片側に大きく傾いてしまい、さすがにちょっと持ちづらくなってしまいました。
底でも中ほどでも構わないのですが、バッグの横幅の中央に当たる箇所にカラビナなどを引っ掛けられるDカンとかがあったらバランスを崩さず持てるのになぁ〜とは思いました。
……それ以前にそこまで荷物を詰め込むのやめようよっていう話なのですけれどもね
“ペットボトル置き場”は作れなかった……
とりわけ1眼レフカメラを持ち歩く人が重宝しそうなtabitibiトートの場合、フタ部分をバッグ内部に落とし込んで上部マチのようにすればその上にペットボトルを置くことが可能。
このASOBI-POCKETでもそんなことできないかな〜?と試してみましたが、収まらないことはなかったものの、この状態で肩から提げて持ち運ぶのはちょっとためらいますね。(多分転げ落ちる)
ま、普通にバッグの中に入れれば良い話なのですが(横に寝かせれば入ります)、ダメもとでトライしてみたということで、ご参考まで。
容量に応じた荷物を入れるつもりならパッドストラップがベター
今回旅行では、帽子・扇子・タオル・ペットボトル・羽織ものといった常夏の街シンガポールならではの荷物が多くなることがわかっていたので、重量対策を事前に施していました。
重さを分散するタイプのショルダーパッドをストラップに装着したのです。(これについては別記事にて取り上げられたらと思います。)
でも、その分ゴツい見た目となってしまうので、日頃はショルダーパッドをつけていません。
たくさん入るからといってなんでもドシドシ放り込んでいれば、バッグはどんどん重くなります。
そんな重くなったバッグを肩から提げればストラップはどうしても食い込む……!
ゆとりのある容量はあくまで緊急用で通常はほとんど荷物の入っていない状態で持つというスタイルであれば、デフォルトでついてくるナイロンベルトのタイプのストラップで問題ないはず。
一方、「いつでもだいたいしっかり荷物を入れている」という使い方をするのであれば、厚みのあるふっくらとしたストラップの方が食い込みが少なく快適に持てるでしょう。
厚さ5mmのポリエチレンフォームを使ったパッドストラップが別売りで用意されていますので、荷物多め派の方にはおすすめかと。
わたし自身、購入を検討中です。
長さ50cm、幅3.5cm、X-PACの黒か?ってイメージ中。(←買う気満々か)
……と、大変長くなりましたが、以上が旅バッグとしてのASOBI-POCKETについての個人的な感想です。
本来、山行などに向いたアウトドアギアとしての位置づけのはずのASOBI-POCKETですが、旅行時のバッグとしても抜群のパフォーマンスを発揮してくれました!
どなたも「ここがもう少しこうだったらなー」という思いを身の回りの多くの品に対し抱いているのでは?
なんとかなるのに我慢してプチストレスを溜めるのはナンセンス。
ある程度まで思い通りになる品物については、ぜひとも思い通りにしましょう!
今回手に入れたASOBI-POCKETは、わたしがバッグを思い通りにした例です。
前述したようなショルダーストラップの長さだけでなく、それこそ底部分のマチのとり方まで応相談という自由度の高さはこういった受注後に製作するというスタイルのいわゆるガレージブランドの良さ。
カスタムメイドって一般的にはスーツやワイシャツ、お着物といった衣類に限られるのかと思っていましたが、アウトドアギアの世界では珍しいことではないようです。(←常識?)
アスレジャーファッション全盛の今ですので、インドア派であってもアウトドア系・スポーツ系のアイテムを取り入れていらっしゃる方は少なからずいらっしゃるかとは思います。
この際、勢いに乗って、アウトドアギアの抜群の機能性という利点だけでなく、ものによってはカスタマイズ可能という利点も取り入れてみるというのはいかがでしょう?
次は潮風ビュゥビュゥ、海水撥ねバンバンな離島旅での活躍ぶりを見てみたいASOBI-POCKETの使用感レポートでした……!
最後までお読みくださりありがとうございます