こんにちは、レゾナンスリーディング、
渡邊康弘です。
 
本日の一冊は、シリコンバレーのゴッドマザーの教育法『TRICK』です。
いやぁ、これはいい本ですね。
 
Trust、Respect、Independence、Collaboration、kindnessの頭文字をとったもの。
著者のエスター・ウォジスキーは、貧しいロシア系ユダヤ人一家に生まれ、
その後、シリコンバレーに移住し、パロアント高校の教師として
メディアプログラムを開設。
 
長女のスーザンは、幼いころからレモン売りで小遣いを稼ぐ。
グーグルの事業は、実はスーザンの家のガレージから生まれた。
動画の民主化の夢をみて、16億5000万でユーチューブを買収の意思決定を行い、
ユーチューブのCEOとなる。
 
三女のアンは、バイオベンチャー23andMeを起業する。
グーグル創業者、セルゲイ・ブリンと結婚。
 
とここまで、みてもすごいですよね。
 
 
 
本書『TRICK』では、このような三人の素敵な娘を育てあげ、
パロアルト高校の画期的な事例をもとに、「TRICK」という教育法が学べる一冊。
 
TRICKは、
Trust:信頼
Respect:尊重
Independence:自立
Collaboration:協力
kindness:優しさ
を表している。
 
それでは、本書の心響いたポイントを見ていこう。
 
 
イノベーション精神にあふれたママ
 
子ども時代の振り返りが、いい親への第一歩
 
乳幼児期の愛着は大人になってからの行動に
まさしく大きな影響を与えていった。
 
特に影響が大きかったのは、自立心、感情抑制、協調性だった。
 
自分の親を許すことで前へ進める
 
今の社会では、問題や障害があればどんなことでもかならず専門家に相談した方がいいとされている。
 
そうした狭い領域の専門家にすべてをまかしてしまうと、親のわたしたちが自分で
考えられなくなり、子どもにとっていちばんいい判断ができなくなってしまう。
 
子どもは、子育て本の通りに育つわけではない。
 
テクノロジーとのつきあい方10か条
1.親が勝手に決めるのではなく、子どもと一緒に計画を立てよう
2.自宅でも外でも食事中は携帯電話をいじらない
3.就寝時間を過ぎたら、携帯電話を使わない
4.子どもが幼い場合には、親が使い方を決めてもいい
5.家族休暇や週末のイベントや人が集まる場所などでは、子どもたち自身に携帯電話のルールを決めさせたほうがいい
6.小さな子どもの場合には、携帯電話に保護者による制限をかけてもいい
7.親は子どもの手本になるようにテクノロジーを使わなければならない
8.どの写真なら取っていいのか、どの音声なら録音をしていいかを子どもと話し合おう
9.ネットいじめについて説明し、それが他人だけでなく自分にも悪い影響を与えることを理解させよう
10.個人情報を外に出さないことを、子どもに教えよう
 
うれしいことを日記につける