安心とは何でしょう?



あの人がいるから安心
健康があるから安心
お金があるから安心



このように思えていたとしても

''何かが安心を保証してくれる事はない''
ということは

誰もが知っている事実ないのだと
思います。



何かと共にあることでの安心とは、
それを失いそうになった時には
不安になるものです。


ですから、
安心とは他所に求めるものでは
ないのです。




例えば、安心とは

「''今ここ''に、これで良い」

と肯定できる事であるのだと思います。



しかし、

''今ここ''を肯定できる時も有れば、
できない時もある…

という事でしたら
やはりそれは、安心ではないのです。



安心とは、

何があっても、何が無くとも
心は動じず静寂に平常にある様子です。


それは、

足らないことも、余ることもない
今のまんまが、まるごとそのまま

'知足'で在ることへの気づきなのです。



本当は、誰もの今ここの刹那に
'知足安心'でしかないはずなのです。




そうなっているはずなのですが、
それに気づいていないだけなのです。


しかし、そのことに気づくと
他に求めることの一切が止みます。




すると自ずと


「''今ここ''に、これで良い」


「自分の人生は、これで良いのだ」


という肯定に生きるのです。






安心とは、

人間の根本的な要求です。


今が'知足安心'で在ることに気づくことで
安心が手に入ったなら


他に何も求める用はなくなるのです。