映画館が閉館した話

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子供のころから通っていた
映画館が閉館しました。
閉館といっても運営会社が変わるだけで
映画館そのものは残るのですが
とはいえ通い慣れた映画館が
なくなることには変わりありません。
今でこそ帰る時間が遅いのでできませんが
学生時代から帰宅時間が
さほど遅くならない仕事のときには
レイトショー目当てに
毎月何かしら観ていました。
売店でポップコーンの
レギュラーサイズとコーラを買って
ガラガラの座席に座り
帰り際には映画の余韻に浸りながら
真っ暗な家路を歩いたものです。
そうそう、運営会社ごとに
ポップコーンの味が違うんです。
私は映画がとても好きです。
これまた近所に昔
レンタルビデオ店がありまして。
足繫く通いました。
見たことのない作品から
どれを観るかパッケージ頼みで選別したり
VHS時代から予告編は飛ばさず観て
次は何を観るかタイトルをメモしたり。
水曜ロードショー、木曜洋画劇場
金曜ロードショーは欠かさず観て
休みの日には平日昼間に
テレビで放送される映画を観たり。
悲しいことがあったとき
辛いことがあったとき
悩みを抱えているとき
誰にもわからないことでも映画は
何かしらの啓示を与えてくれます。
そこまで映画を好きになったのも
身近に映画を観られる
環境があったからだと思っています。
通い慣れた映画館がなくなってしまうこと
最高においしいポップコーンを
食べられなくなること
それはとても寂しいですが
新しい映画館が開館したら
また溶かしバターをかけた
塩味の大きなポップコーンとコーラを抱えて
いそいそとシートに腰かけ
スクリーンに夢中になっていたいです。