初めての日本アルプス

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先日、山を始めてから3ヶ月間の集大成といえる初めての日本アルプスに日帰りで行ってきました。場所は北アルプス北部、後立山連峰の南部にある爺ヶ岳(標高2670m)です。当日は朝から雨が降っており、森林限界に至るまでは雨に濡らされながら長く続く山道を歩き、美しい北アルプスの景色を眺めてきました。

登山口に立ったのは午前5時。あまり雨が強いようであればやめようと考えていましたが、風は穏やかで空は明るく、ガスも晴れたり時折雨も止んだりと、稜線に出る頃には晴れそうな予感がしていたので樹林帯を越える登り続けていきました。

自分を励ましながら、仲間に励まされながらとても苦しく長い登りを終えると、目の前が突然ひらけてハイマツ帯が広がりました。森林限界を越えたのでした。

ここで私が残していた登山日記を引用します。

"視界が開けた。その先に白い雲が広がる隙間に模様のように青空が覗き見え、種池山荘の屋根が顔を出した。僕は胸の辺りが熱くなるのを感じた。一歩、また一歩と進むごとにその熱さは冷めることなく強くなっていった。後ろから山先輩が発した「(ずっと雨だったのに突然止んで)ドラマチックだねぇ〜」の声に振り向くと、途端にガスの隙間から岩小屋沢岳たちが見えた。

とてもとても美しかった。あぁ、なんて綺麗なんだろう。そう言葉が漏れると胸の熱さは瞬時に燃え盛りその熱さに沸騰した心が零れ出した。僕はとうとう泣きだしていた。泣きながら綺麗だ、綺麗だと繰り返し同じことをつぶやいていた。あんなに辛くて苦しい思いをしていたのに、それらはまったく消え去ってしまった。泣いてるの?!と先輩は笑いながら、また先輩も感動していることに気づいていた。"


いつかは冬の山へ挑みたいです。


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柏原新道から岩小屋沢岳を望む。稜線はガスに覆われているが、白く残った雪渓が覗き見える。

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左手側に種池山荘、右手奥に爺ヶ岳南陵。ここから登り1時間下り40分の道のりだ。

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雨露に濡れる草木の美しさ。


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