すげーぜあれよあれよと32歳。 とりあえず太宰貼って寝ます 死のうと思っていた。 今年の正月、よそから着物一反もらった。お年玉としてである。 着物の布地は麻であった。鼠色の細かい縞目が織り込まれていた。 これは夏に着る着物であろう。夏まで生きていようと思った。 ─── 太宰治