東京藝術大学バッハカンタータクラブ定期演奏会 | 北十字の旅と音楽会記録が中心の日記

北十字の旅と音楽会記録が中心の日記

旅と鉄道と温泉が大好き。
そして、クラシック音楽も好きなもんだから、音楽会を理由に、日本国内を旅しています。
音楽と旅を中心に、日記を書いていきます!

~日本の底力~

今日は音楽会の選択に悩んだ日でした。

最終的に2つに絞り込み、行く準備。
そこで まずは 当日券の確認。
やっぱり無かった😢
国立劇場小ホール
👗オーベール:歌劇『フラ・ディアボロ』
キャンセルが出そうもないので、昼の公演はあきらめて、神保町の散歩で時間つぶし。

夕方に東京藝術大学へ。

東京藝術大学バッハカンタータクラブ定期演奏会

東京藝術大学奏楽堂
18時30分~

チェンバロソロ:小林 道夫
管弦楽と合唱:東京藝術大学バッハカンタータクラブ
指揮:渡辺 裕介


今日は
🎵J.S.Bach: カンタータ第147番『心と口と行いと生活』
🎵J.S.Bach:ブランデンブルク協奏曲第5番 ニ長調
🎵J.S.Bach:昇天祭オラトリオ『神を讃えよ その諸国において』(旧カンタータ第11番)
の3曲。


カンタータ第147番は『人の望みの喜びよ』が入っている曲。
流れるような大きな表現の中で 合唱のひとことひとことの表現が見事に伝わる器楽も素晴らしいまとまり擎ソプラノソロのビブラートを抑えた歌唱が見事。

次は小林道夫さんのチェンバロで、ブランデンブルク。いつものように温かい 優しいまなざしの演奏。各パート1名は私の好みそれぞれの自発性もしっかり。アンサンブルの見本。

オラトリオは初めて聴く曲(って 家にバッハ全集あるんですが…)。カンタータ第147番と同様に大きなスケールで捉えて、かつ 緻密な表現。しっかりとした練習の賜物。合唱が粗くなることもあったけれど、パートのまとまりは見事。

器楽は現代楽器(フルートもキラキラ、チェロだけはエンドピンなしの脚に挟む奏法)でしたが、古楽器に慣れた私には 抵抗は全く感じられませんでした。

それより チェロ奏者はじめ 何人かを、某古楽器オケ他で見たことがある!また 合唱にいた人が、最後の曲でフルートに入っていたりと!

そう今日の演奏会は 芸大のサークルの演奏会。
芸大(大学)主催の公演ではないんです。

それで このレベルは すごい。
数年前には小林道夫さんが指揮してたから…って思っていたのだけど、更にレベルアップしている感じです。

素晴らしい演奏会でした。