桃源郷便り | 北十字の旅と音楽会記録が中心の日記

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旅と鉄道と温泉が大好き。
そして、クラシック音楽も好きなもんだから、音楽会を理由に、日本国内を旅しています。
音楽と旅を中心に、日記を書いていきます!

~桃源郷便り 焼きそばつき~

今日は桃源郷に行ってきました!

横浜から八王子へ出て 中央本線。
高尾から乗った電車はハイカーで ラッシュ並みの混雑。

まずは『勝沼ぶどう郷』という美味しそうな駅で下車。
満開の桜が迎えてくれました。

ここは 新線付け替えで廃止になった2つのトンネルが、 遊歩道とワイン貯蔵庫となって公開されているので、そこへの訪問。
まずは 勝沼駅から東京寄りに残る、約1400mの 大日影隧道に入ります。当時のまま残ったトンネルには 線路もそのまま残っています。線路の両側を歩道として整備。待避壕にトンネルや 中央本線の歴史を綴ったパネルを展示してありました。
明治35年開通のレンガ作りのトンネルです。


産業遺産(特に鉄道)の好きな私には最高の施設。
約20分かけて抜けると、その先にある 深沢隧道 がワイン貯蔵庫になっています。
往復3kmのトンネル散歩は、私には楽しすぎるレベル。トンネルの壁面には 蒸気時代の煤がこびりついていました。同様の『煤』は、以前 北陸本線の線路の付け替え跡を訪ねた時にもありました。

トンネルから桜の園に戻ると、行きとは違う人の波。なんと観光バスが来ているではありませんか!
そんな賑わいの中、新旧隧道が並ぶ風景に 中央本線の臨時列車が駆け抜け行きました。


勝沼駅に戻るとカメラを持った『鉄』がいっぱい。ホームに沿っての満開の桜がきれいだから。

次は『桃』の花見へ、列車で移動。
本当の『桃色』の 桃の花は 梅と並んで私のお気に入り。
すると 次の塩山駅に 旧型客車を発見。イベント列車があるらしい。

駅前に無料の足湯のある 春日居町駅で下車。この駅の周辺は桃畑。

イベント列車撮影いうことらしく、多数の『鉄』の並ぶ沿線で、私も桃畑を入れての列車の撮影。
私の結果は、桃の樹が邪魔となって 茶色い旧型客車がわからない。そして 機関車にヘッドマークもあったのですが、客車を意識して 遠くから狙ったので、それも判別不可能でした。


ちょっぴり失敗気分。
気をとり直して、他の電車を数枚撮ってから 桃源郷(桃畑)を散歩。


観光用?に 果樹園の周りに植えた菜の花の黄色とともに、鮮やかなコントラスト。


空が曇りだったのは 写真には幸いでしたが、もし晴れていれば、桃色、黄色、緑色、青色、白色 と、素晴らしい光の饗宴になっていたでしょう。


桃畑の下には たくさんの雑草の花も満開。私的には オオイヌノフグリの青が可愛かったです。

散歩のあとの足湯… は、今日ほ大混雑。 余地無し状態なので、あきらめて 電車に乗って甲府へ移動。
すぐに乗り換えたのは 初の身延線。先週の小浜線、福知山線に続いて、新たな路線開拓。鉄の病がフツフツと湧いてきちゃいました。

途中下車は富士宮。
目的はご当地グルメの「富士宮焼きそば」
讃岐うどんみたいな 弾力のある麺の口当たりが独特。かなり個性的な焼きそばでした。私のお気に入りの部類になりそうです。

焼きそばのハシゴを企んでいたら、他のお店は18時前なのにことごとく閉店。結局 満腹とならずに富士宮をあとに。今、富士から東海道本線に乗り換えて 横浜に向かっています。

麗らかな春の1日、暗いトンネルから 鮮やかなお花見に 焼きそばの、小さな旅でした。