第48回 クリスマス音楽会ヘンデル『メサイア』:神奈川県立音楽堂 | 北十字の旅と音楽会記録が中心の日記

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~救世主頼み~

冬晴れの日曜日。
今日はお昼からテレビで駅伝観戦。実業団の女子駅伝が宮城県で開催。出発地点の松島がうっすらと雪化粧して美しく輝いていたのを見るとお出かけしたくなってしまう。会社の看板を背負って走るので、注目の選手が顔を揃えるあたりが見ていて楽しい。
ただ今日は最終区への襷渡しが始まったのが14時15分。上位チームのリレーだけ見て お出かけ。

第48回 クリスマス音楽会
ヘンデル『メサイア』 

14時30分~
神奈川県立音楽堂

指揮:小泉 ひろし
ソプラノ:市原 愛
カウンターテナー:上杉 清仁
テノール:中嶋 克彦
バリトン:加来 徹
神奈川フィルハーモニー管弦楽団
神奈川県合唱連盟


昔は無料だったのですが、今は1000円で指定席。おかげでギリギリに飛び込めたわけですが…。無料時代は山田一雄先生が指揮されていて、私も小学生の時から通った音楽会。
プログラムは 山田先生の時代は 休憩を入れて2時間で終わる抜粋でしたが、今は全曲。ABAの形式の曲も 昔はAだけの演奏だったのですが、今は全曲。

オケのメンバーが入ってきて、ビックリ。コンマスは石田様かな…と思っていたら、なんと日本の古楽器アンサンブルのコンマスナンバーワンといえる、桐山建志さんじゃないですか。
今日のオケは期待できるぞ~

指揮の小泉さんは明快で健康的な表現。暗譜で指揮していたのにはビックリでした。
アマチュアの合唱がちょっぴり頼りなかったのは仕方ないですが、ソリストはみな積極的な歌唱が好印象。
またチェンバロは長久真美子さん。通奏低音のアグレッシヴな演奏は、素敵なスパイスが利いていました。

クリスマス前の素敵な演奏会は、完売の盛況でした。それは ハレルヤ以降の合唱に、神奈川県立の4つの高校の合唱団が加わっての取り組みも その理由かもしれません。しかし その県立のホールらしい取り組みで 音楽がどうなるかと思いきや、定年後の方々の合唱の不安定なところに、若々しさが加わって、最後は引き締まった合唱に変わっていきました。
ソリストでは中嶋さんがひとつ飛び出た感じ。
声の充実さは加来さんでした。トランペットのアリアでは 堂々たる声でしたが、やや単調になっていたのが残念でした。

メサイアのあと、讃美歌のキャンドルサービスがあるのかと思いきや、それでおしまい。
ハレルヤで起立する人も数えれるほど… このホールは立つのが大変な狭さですが、どちらも 山田先生時代を知っている私にはちょっぴり残念でした。

すぐに帰宅してカーリングを応援。決勝トーナメント1位決定戦。残念ながら負けましたが、深夜の2位決定戦に勝たないとオリンピックに出れない。救世主にも応援をお願いしなきゃ。
ところで明日は仕事。さぁ どうする応援。