『本居長世展』と 東京藝術大学うたシリーズ『宗教音楽の楽しみ』  | 北十字の旅と音楽会記録が中心の日記

北十字の旅と音楽会記録が中心の日記

旅と鉄道と温泉が大好き。
そして、クラシック音楽も好きなもんだから、音楽会を理由に、日本国内を旅しています。
音楽と旅を中心に、日記を書いていきます!

~続 蕾の秋~

今日もお出かけ。
お昼過ぎに上野へ。紅葉が始まってます。

まずは(どちらかというと こちらが第1の目的)
『本居長世展』
旧東京音楽学校奏楽堂 


一番気になる日本の作曲家。松阪に資料館があるらしいのですが、事前予約が必要とかで、数年前から計画するも未訪問のまま。そんな折、目に入ったものだから、速攻で駆けつけました。

展示は1階の 小さな部屋3つ。
地方の資料館みたいな感じで、資料数は少ないものの、自筆の楽譜が見れたのが興味深かった。インク消しでの手直しの部分などは、歌い比べることもできるくらい。
吉丸一昌と作った、歌劇『うかれ太鼓』の自筆譜は、大分 臼杵の吉丸一昌の生家を訪れて以来。気になっていた作品なので、私の今回の目玉。

1時間あまり見学したら、ちょうど
14時~
ホールでのチェンバロの演奏会が聴けました。
バッハ、ヘンデル、パーセルの作品を、約30分楽しめました。藝大の学部生。まだまだ固い蕾の音楽でした。

その後

東京藝術大学うたシリーズ『宗教音楽の楽しみ』 

15時~
東京藝術大学奏楽堂

うたシリーズの10年目。
今回は大学院の声楽の宗教音楽を履修している学生の発表会って感じ。


進行は、その科目の担当の、多田羅 迪夫先生。

今回は音楽で描かれている内容別に、重唱曲を中心に演奏されました。

まずは(以下の作品からの抜粋)
キリストの生涯
🎵J.Sebastian Bach:ロ短調ミサ
🎵J.Sebastian Bach:カンタータ第78番
🎵J.Sebastian Bach:カンタータ第21番

続いて
受難
🎵ペルコレージ:スターバト マーテル
🎵J.Sebastian Bach:ロ短調ミサ
🎵J.Sebastian Bach:カンタータ第56番

宗教改革記念日
🎵J.Sebastian Bach:カンタータ第80番

待降節へ
🎵J.Sebastian Bach:カンタータ第140番

後半は
待降節
🎵J.Sebastian Bach:マニフィカト

クリスマス
🎵A.Vivaldi:グローリア
🎵J.Sebastian Bach:クリスマスオラトリオ
🎵J.Sebastian Bach:ロ短調ミサ
クリスマスコラール集

J.Sebastian Bach中心に、いろいろな作品からの抜粋は、なかなか楽しめました。
そして履修生の特徴がいろいろ出ていたのも、面白かった。なんかコンクール聴いているみたいだったし。

今までの うたシリーズとはちょっぴり違って、学生主体は、レベルは落ちるけど(十分聴けるレベルで)、それもまた 楽しかったです。