ラ・フォル・ジュルネ2019~8、マスタークラス | 北十字の旅と音楽会記録が中心の日記

北十字の旅と音楽会記録が中心の日記

旅と鉄道と温泉が大好き。
そして、クラシック音楽も好きなもんだから、音楽会を理由に、日本国内を旅しています。
音楽と旅を中心に、日記を書いていきます!

今日 最初から(この前)の公演のレポートは(↓)こちらです🤗
 


午前中の2公演を楽しんでソフトクリーム休憩は、交通会館地下の大分県で、カボスソフトクリーム。500円はビミョーな価格でした。

ソフトクリームを食べつつ、次の公演の時間を確認すると、あれ? 18時って おかしい!

なんと次の公演のチケットが、無い‼️

一緒に買って 先に渡したお友だちに連絡を取ってチケットの確認したあと、チケットの再発行をしていただき、無事入れることに…。LFJ公式サイトから取っておいて 良かった~


公演番号:233

14:00~14:45
東京国際フォーラム ホールB5:キャプテン・クック

ヴォックス・クラマンティス
ヴォックス・トリオ
指揮:ヤーン=エイク・トゥルヴェ

紹介文は
『エストニアへつづく道―静謐な歌声が、エストニアを代表する作曲家の真髄を聴かせる』

合唱好きには外せないプログラム。
3列目の真ん中という、願ってもない位置で聴くことができました。

まずはカウンターテナー独唱に弦で
🎵ペルト:何年も前のことだった
ペルトの音楽の掴みとしてはピッタリの曲。ヴァイオリンとカウンターテナーが対等に置かれた曲。カウンターテナーの声が万全でなかったのが、残念。

🎵ペルト:7つのマニフィカト・アンティフォナ
ア・カペラによる作品。
ここではバスの強烈な低音の魅力を聴くことができました。不協和音の響きをア・カペラで作るって、神業~

🎵ペルト:スターバト・マーテル
14人と弦3による作品。
クモが巣をひとつひとつ張っていくような、線の細い音を、だんだんと綾を織っていくような、繊細な響きを持った曲が続きました。

アンコールが1曲
🎵ペルト『ファティマの3人の羊飼いの子供』
とっても聴きやすい、ロマン派?と言いたくなるような曲でした。
アンコール掲示でペルトと知って、びっくり。


遅い昼食のあとは、今日もここでマスタークラスを聴講。

ハープのマスタークラス

16:30~
ホールD1


講師:シルヴァン・ブラッセル

昨日、ハイドンのソナタをハープで弾いた ブラッセルさんの指導。

課題曲はブラームスと同じ時代の
🎵ツァーベル:グノーのファウストの主題による幻想曲 作品12

とっても派手で華やかな作品でした。

ここでブラッセルさんが言われた内容は
・ヴィルティオーゾ作品はそこに音楽的要素をしっかり加えていかないと、技巧に走っては、ダメ。
・オペラからの編曲作品。このような作品は、パロディを強調するのか、真摯に作るのか、方向性をはっきり。
・トリルは両手で。
・音をのばしながら同じ弦を弾く時は、心持ち遅めに。
・半音階では、どの弦(ペダル)を使用するかが大切。
・伴奏をクレシェンドすると、旋律線がクレシェンドしているように聴こえる。

ブラッセルさんは聴講に来た方に「ハープは難しい!」を連呼していたのが めちゃ印象に残りました。