多くの人は行きたい学校に
受験をして進学をしていきます。
都会の方ではそれは幼稚園から始まり
地方の方ではほぼほぼ
高校受験からが多数です。
中にはもちろん小中一貫校を受験したりは
ありますが我が子の子育て中は
自宅近くの市立の小学校や中学校に通い
高校からはその後の進路を踏まえて
受験をして決めていくのが
ごく一般的でありました。
今回から三人三様
選ばれる子どもに育てた私の
裏技(笑)を書いていきます。
不適切な表現があるかもしれませんが
そこのところも個人的意見として
流してくださればありがたいです。
まずは長男からの話しです。
長男は小学生から野球を始めて
中学生は学校の部活には入らず
リトルシニアで野球に取り組んだ。
それは本人の希望であって
私は少年野球の仲間たちと中学でも
続けていくだろうと思っていたんだが
親友の転校がきっかけとなり
レベルの高い所でやりたいとの長男の
思いを組んでリトルでの野球を決めたのだ。
リトルの練習は週末だけで
平日の練習メニューはコーチである
父(元主人)と考えて3年間取り組んだ。
今まで一緒にやってきた仲間とは
全く別の場所で全く違う仲間と
挑戦していた彼は立派だった。
学校が終わり部活動が始まる頃に
長男は家に帰って来る。
すぐに制服から練習着に着替えて
毎日一人で走り込みをして
タイムをはかりながらトレーニングをする。
父親と照明を付けて夜は
ティーバッティングをしてと
自分の息子ではあるが
彼の努力は素晴らしかった。
どうして前向きに頑張れるか?
そこには洗脳(笑)に近い言葉がけで
導いてあげないといけない。
「あなたは特別
あなたは普通ではない
あなたの価値は凄い」等々
親子の会話だから他人に
とやかく言われる事ではないんであって
とにかく飴と鞭で
喝を入れながら最高に褒め
週末の厳しい試合だったり
落ち込んでる時なんかは
月曜日は学校を休んでゆっくりしたりして
気を抜ける時間を作っていた。
普通の人と同じような事をしてたら
普通になるだろうし
なりたい人になるためには
楽な道をみんなで仲良くってわけにはいかない。
人がする努力の上をいかないと
理想の自分に近づけない。
そんな精神論や思考を息子とは
良く話して一緒に歯を食いしばった。
リトルでの3年間で
体も心も成長していった。
家族全員で彼を応援して
週末は野球三昧。
長女も次男も嫌がる事もなく
大好きなお兄ちゃんを常に応援していた。
私は三人三様それぞれに対して
褒めて感謝をたくさん伝えていった。
中学3年の春の時期には
4.5校から野球での推薦で声がかかる選手になり
彼が選んだ高校は自宅から離れた
まだ甲子園にも出場していない
田舎の高校だった。
監督(先生)に惚れた様だった。
私たち親の希望は別の高校だったんだが
あくまでも本人が決める事だと一切反対意見は
言わないまま彼は自分の道を選んでいった。
もちろん推薦で受験する事もなく
どうしても来てほしいとの熱い思いで
長男を迎えてくれた監督の元に行った。
田舎の高校で私たちはよそ者だった。
入学当初から長男は
1番ショートのレギュラーをとった。
よく思わない人たちの中で
私たち親子は胸を張って挑んだ。
長男は相当苦労したに違いない。
先輩や地域からのくだらない
態度や言葉にどれくらいの涙を
流したかを想像すれば
私も絶対に負けないし
へりくだった態度なんかとるわけにはいかない。
頼んで来たわけではないんだ。
選ばれて来てそれを正解にする為に
ここで踏ん張るんだと誓い
心腐る事なく家族全員で過ごした。
自宅から車で1時間半はかかるところで
長男は寮生活をしながら
大きく成長していった。
長男は自分の選んだ道を
泣き言一つ言わずに歩んでいった。
ただ一年生の時の夏前に
一日だけ自宅に戻って良い日があり
家族で中学生の頃の様な時間を過ごした時があった。
次の日に長女と次男を連れて
長男を寮まで送って行く車中。
途中まで歌を口ずさんでいたが
静かに黙って窓の外を眺めている
長男の目には涙があった。
私はその姿をみてしまい
どうしたことか号泣した。
頑張り屋で負けん気の強い息子が
色々なものに立ち向かって
一人で敵地に戻ろうとしている。
私も寮母にでもなって
側で一緒に戦いたかった。
息子を傷つける奴らを
ぶっ倒してやりたかった。
息子を一緒懸命に励ましていたが
私自身を励ましていたのかもしれない。
この涙を絶対に良かったと思えるように
力強くにでもしなければいけない。
そんなスタートだった。
お正月の3日間自宅で過ごす以外は
高校野球が終わるまでは離れて暮らしていた。
3年生の最後の甲子園予選に負けて
彼の甲子園への夢は叶う事が出来なかった。
しかし彼の3年間は素晴らしかったと思う。
地元の子にでもなったように
みんなに可愛がられ
みんなに頼られ
そこは敵地ではなくなっていた。
彼は立派な勝者だと私は感じたのだ。
正解にした息子を誇りに思っている。
チームの中で唯一
大学まで推薦を頂き野球を続ける事が出来た。
大学では致命的な怪我もあり
プロ野球への道は断念。
社会人となった彼は楽しみながら
まだ野球と仲良くしている。
小さい頃からの運転能力に焦点をあて
これなら勝負出来ると確信して
全力で突き進み歩んできました。
結果甲子園にも行けず
プロ選手としても活躍出来ませんでした。
しかし全て無駄ではなかったのです。
それは長男が良い男になってるからです。
仕事に対しても人生に対しても
だるいとか苦しいとか
泣き言や愚痴など聞いた事がない
常に前向きで明るく強く優しく
頼もしい我が家の柱になってくれています。
長男の顔をみると私は
安らぎを感じて抱きしめたくなります。
小さい頃
これでもかというぐらい
抱っこして気が済んでるはずなのに(笑)
いいおっさんになった長男を今でも
膝の上に座らせて撫でてあげたい。
初めての子育てで
長男にはたくさん苦労もさせたし
若さゆえにいきすぎた事もたくさんありました。
でも全力で向き合い
私の全てを賭けて守ってきました。
その賜物が存在してくれてるんです。
特別な長男は価値のある人になりました。
これからの彼の人生も
物心共に豊かで輝いてもらいたいです。
選ばれる人を育てるには
素直な心を育てる事は必須です。
自己肯定感を高めていく子育てが
私は必要ではないかと思っています。
長所を最大限に伸ばし
言葉のシャワーを浴びせ
一緒に楽しむ(苦しむ)事で
特別な人になっていくと思います。
来て下さいと言われる人材。
選ばれる人材。
魅力があるからだと思います。
能力、人柄
良い人材育成は母の腕にかかっています。
そう思って私は子育てをしてきました。
自分の子どもだから…なんて生半可な
気持ちで向き合っていません。
真剣に取り組み楽しみ苦しみました。
だからこそ
最高な子どもたちが
最高の大人へと成長していってくれました。
選択した事を正解にする。
失敗なんかそもそもないし
解釈を変えれば成功になるんです。
何もないより色々ある方が
良くないですか?
色々な経験をした人の方が
魅力的じゃないですか?
味のある粋な人に憧れている私は
理想の自分に会える日を
楽しみにしながら
家族と共に暮らしています。
次回は長女の話しを書きたいと思っています。
選ばれる女😍
良いよね〜〜。
あなたにとって
素直な一日になりますように😊