今回も素敵な親友の事を
書いていこうと思っています。
前回と同じで彼女とも
子どもたちが通っている小学校で
出会い今へと繋がっている人です。
忘れもしないPTAでの事。
授業参観が終わり机や椅子を
懇談会が出来るように移動していた時。
パッと廊下に目をやった私は
今までに見たことのない女性を発見。
長いウルフカットの黒髪に
これでもかというほどの前髪を上げた
全身真っ黒の服に身を包んだ
背筋がピンとのびた人が足早に
廊下を歩いて行ったのを見た。
違うクラスだったので
直接話したり交流があったわけでは
なかったんだが
長女と同級生の女の子も彼女にはいて
学校でよく目にする関係性だった。
彼女と親しくなったのも
少年野球団がきっかけだった。
彼女の息子が小学5年だったか
少しみんなよりは遅れての入団をして
同じチーム仲間として関わりを深めていった。
話してみると彼女は
チャキチャキの江戸っ子だった。
ご主人の仕事の関係で転校してきて
もともとは東京の生まれだと知った。
歯切れの良い話し方に
私は居心地の良さを感じて大好きになっていった。
それと犬好きも共通していた。
出会った頃にちょうど彼女は
ビーグル犬との生活を始めた時期で
犬好きの私にとっては
単純に仲間だぁと感じていた。
彼女は私とは全く違い
見た目は派手だけど
実に真面目な人。
性格はハッキリしているが
優しくて色々配慮出来る
大人の女なのだ。
たまたまお互いも同級生とわかり
今に至るまでずっと仲良くさせてもらっている。
女兄弟がいない私にとっては
何かあった時に唯一相談出来る
お姉ちゃんのような
妹のような存在が彼女である。
良い距離感が保てる人でもある。
子どもを通して出会ったとはいえ
今となれば子ども抜きでも
私にとって大切な人となった。
私が離婚する前に一度
家出事件があったんだが
その時にお世話になったのが
彼女のお宅だった。
ご主人も単身で違う所で平日は
過ごしていたのもあって
泣く為に向かったのが彼女のとこだった。
みっともない姿を親にも見せたくない私は
長女と次男を連れて彼女のお宅へ行った。
長男はすでに寮生活をしていたので
3人で家を出たのだ。
色々と経緯を話した。
人に愚痴を言ったりするのが
嫌だと思っている私は
元夫の事を悪く言ったりするのは
最低だと誰にも言った事はなかったんだが
その夜ばかりは
私の心から本音が出てしまった。
彼女は黙って聞いてくれた。
そして私をたくさん慰めてくれた。
元夫に彼女は電話をして
私を悲しませる事を二度としないでと
間に入ってくれておさめてくれた。
その後は自分の家に戻り
やり直しを頑張る事に一旦はなった。
なぜ彼女のところへ行ったのか?
それは彼女を信頼していたからだ。
私にはないものを持っている
女性だから尊敬もしている。
世間を知っていて普通を教えてくれる。
ペラペラといらない事は言わないし
流されない強さを持っている人だからだ。
自分の事は自分で決めて
責任感が強くて立派に生きているからだ。
そんな彼女だから
私はきっとあの時に行ったのだろう。
私をさらけだしても
受け止めてくれる
強さと優しさを持っている人だと
思っていたから行ったのだろう。
タイプは違う私たちではあるが
気があうから今からもずっと親友なのだ。
人生で起こる色々な出来事を
良い距離感で支えあって
いつも味方でいてくれる
大切な存在が彼女である。
彼女は大分を離れ
今は地元で暮らしている。
今はすぐに会える距離ではないが
心の距離感は変わっていない気がする。
彼女が元気で毎日生活してくれてる事が
自分の励みにもなる。
たまに会えたら昔と全く変わらない
2人がそこにはいる。
子どもたちや旦那の事や
色々な変化はあるものの
私たち2人は基本的に何も変わっていない。
お互い違う人生を
同じ時間に生きてきて
そして今からを生きていく。
2人共に粋なババアになろうぜ!って
言いあえる人と出会えて感謝だ。
彼女は今もチャキチャキな江戸っ子です。
彼女が歌うお祭りマンボは
とっても良いんです。
元気が出て大好きです。
久しぶりに彼女の歌声が聞きたくなりました。
限りある時間の中で
私は会いたい人にはなるべく
会おうと思っています。
ちなみに私の家族葬参加者を
まとめているんですが
家族以外の人で参列してもらいたい人は
彼女だけなんです。
私の弱さを受け止めてくれる
彼女には最後もみてほしいかなと思っています。
後は直近の家族だけが幸せだと思っています。
そんな事もたまには真面目に
考えたりしながら
まだまだ続く私の人生を
目一杯楽しみたいと思います😊
あなたにとって
素敵な一日になりますように。