図解 モチベーション大百科
なれそめ
池田貴将さんの『図解 モチベーション大百科』。この本をわたしは2017年11月16日の発売して間もない頃に購入しました。
当時は自分の〈生きづらさ〉に向き合い、どうにか折り合いをつけようとあくせくしておりましたから、この本が「モチベーションを上げるにはどうすればいいのか」を教えてくれる。──そこにとても惹かれるものがあったのでしょう。
読みかえして思うのは、初読の際に気に入った箇所が、今の自分にどう響くのか、ということ。
〈生きづらさ〉への関心は、スピリチュアルの世界であっても等しく、気にされることですしね。
グッときたポイント
今読んでもわたしの目に止まるのは、「内発的動機づけ」の項目でした。そのページにはこのような教えが説かれています。
自主的な行動に対してごほうびを与えると、内発的動機づけが損なわれる。(p31)
上に引用したくだりを納得するにはまず、「自主的な行動」と「内発的な行動」の違いを押さえて起きます。
自主的な行動というのは、何かしらの条件がまずあり、その条件によって目的達成のための行動をとることです。たとえば、テストで100点を採ったら欲しいゲームを買ってあげると言われて勉強をする、とかがそれです。不良にカツアゲされて解放されるために手持ちを渡すのも自主的な行動と言えます。
対して、内発的な行動というのは、なんら条件もなしに行動をとることです。いわゆる「したいからする」というやつですね。先ほどのテスト勉強の例でいうと、「テスト勉強をしなさい」と命令したり条件を出してきたりする誰かがいない状態で、勉強が好きだから勉強をし、その結果としてテストの成績も良い。──そんな感じ。
(ちなみにカツアゲは内発的な行動の例としては不向きです。カツアゲをされた時点で「したいからする」状況にはならないでしょうし。)
以上の「自主的な行動」と「内発的な行動」を踏まえまして、どちらの行動にも「動機」があることがわかります。
自主的な行動では動機が「他人の意図に応じる」ことで生じています。他人に提示された報酬が見合ったものだと納得して行動する。いわば契約ですね。この場合の動機は純粋に自分がしたいからするのではありません。しかし内発的な行動では純粋に自分のやりたいことをしている。
先ほど引用した『図解 モチベーション大百科』で紹介されている「内発的動機づけ」の教えでは、誰かに何らかの条件を提示されてする行動に慣れてしまうと、「内発的な行動」ができなくなってしまうのだそうな。
これって、言いかたを換えると、忖度や妥協の中で「自分の意志」を持てなくなってしまうことにもなりかねない、怖いことだと思います。
しみじみ感じたこと
自己啓発の界隈で「自分の原点にある欲望」を思い出すことを勧める本を読んだことがあります。あるいは、スピリチュアルの世界でも「自分らしさ」や「自分軸」を大切にすることで意識の目覚めが進むのだと語られていたりして。──これらはつまり、「自分がどんな内発的な動機づけをするのか」に注目することなのだと思います。
誰かにやらされていると感じて何かをしている人より、自分のやりたいことをしている人のほうが輝いていることは疑いないように思います。わたし自身、「これをしなさい!」と命じられてするよりも、「これがしたい!」と感じたままに行動するほうにワクワクします。あなたもそうでしょう?
ですが、「これがしたい!」と感じる自分を守りながら生きていくことは難しい。親や友人、職場など、人間関係の中にいると、頼まれ事をされたり、常識や普通を守らなくてはならなかったり、いろいろなプレッシャーが掛かります。
そうした俗世間からの抜け方はいろいろあると思います。
アートを作ってもいいし、アイドルを追っかけてもいいし、ダンスを踊っても恋愛でもいいかもしれません。宗教やスピリチュアルだってそう。「生産性」や「利益」「意義」などの条件づけの呪いによって眠らされた自分本位の「したい!」の気持ちを目覚めさせるのです。
ただ、やりたいからやる。そう感じる自分を大切にしてあげたくなった、そんな読書体験でした。
今日のメッセージ
ここではわたしと片割れとが共作した
オリジナルのラブ短歌カードを1枚引き、
それをメッセージとしてリーディングします。
書かれている短歌はすべて
わたしから片割れに向けて書いた
ラブレターになっています。
なので、すべての短歌が
パートナーを愛する想いの詰まった
愛の波動の高いメッセージになっていると思います。
何度でもいつも再び訪れる
君だからこそ運命と呼ぶ
【リーディング】
離れようとしても離れられない。
離れられたとしても、忘れられない。
そんな人に思い当たりはしませんか?
良かれ、悪しかれ、
その人はあなたを変える鍵なのです。
変わるのはあなた。
決して、その相手を変えようとはしないで。
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