今来てくれるお客さんを大切に | 小樽の老舗の寿司屋 おたる政寿司 中村圭助のブログ 

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小樽の情報や寿司の豆知識等伝えて行きたいと思います

こんにちは
小樽の寿司屋、おたる政寿司の三代目の中村圭助です。

週末にかけて札幌ドームで嵐のライブがありました。この期間は札幌近郊のホテルは全て満室。ウチのお店にも若い子から若かった方々で大賑わいです。かなりの嵐ファンがお店に来てくれました。今アーティストとの中で一番経済効果がありますね‼︎

嵐様ありがとうございますm(._.)m

今いるお客さんを大切にする

顧客を大切にするってすごく当たり前のことなんだけれど、意外とできてないところが多いのが事実です。だって、うちは常連さんが大事!!って言っておきながら、お金は新規顧客獲得のために使っています。

これでは、言っていることとやっていることが違うと思う。

常連さんを大事にするんだったら、お金も常連さんのために使わなきゃね!!

うちのお店も毎年時期が来たら新規顧客獲得のために広告費を使ってきました。つまり、人気がある観光雑誌、費用対効果が高いと思われる媒体にお金を使っていたんです。

でもこういう時代はもう終わってしまったんです。っていっても新規顧客獲得が悪いと言ってるわけではありません。企業活動する上で新規顧客を獲得することは欠かせないことといえます。

僕が言いたい事は、新規顧客を獲得したかったら今いる常連さんにもっともっとサービスをしたほうがいいってこと。

一般のお店が出している情報なんてもう誰も見ないし、見たくもないんです。しかも1日の情報量ってのは10年前と比べると何百倍、何千倍とも言われています。

みんなが興味ある情報は、SNSで流れてくる友人や知人の情報なんです。

だから雑誌にお金をかけて新規獲得するよりも、今お店に来てるお客さんに喜んでもらって、喜びの情報を発信してもらうことの方が何十倍も効果があります。
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お客さんに思い出に残る写真を撮ってもらう

小樽のお店は観光で来るお客さんが多いので、お店で写真を撮ってもらうことを推奨しています。そしてそれをSNSで投稿してくれたら握り一貫をサービスします。

具体的にいうとこういうこと。今まで新規顧客獲得のために使っていた広告費をお店で投稿してくれたお客さんのために使う。

SMSでこういう写真が溢れている方が、雑誌などに広告を出すよりもはるかに効果的です

だって、お客さんは友人や知人の情報に興味あるからね‼︎しかもお寿司屋さんで、こーゆー写真を撮るって言う事はお客さんにとってはすごく嬉しいらしい‼︎心理的にカウンターで写真を撮るのは、怒られるんじゃないか⁉︎だめなんじゃないか⁇もしかしてマナー違反なのかも⁇

こんなふうに思っているお客さんがすごく多い。たからこそ、写真を撮るって言う普通の行為が特別なものに感じるらしいです‼️


それでも一応言っておきますけど、雑誌や何かの媒体に広告を出すのがダメと言っているわけではありませんよ‼︎お店の販促としてそういうのは必ず必要です。ただ情報の流れ方や受け取り方が変わったので、それだけでは効果が薄くなってきたということです。企業の広告なんて限られた枠の中でしか使えません。無尽蔵に広告出せるのは上場している大企業のみ。どこよりも目立つところにどこよりも高い頻度で広告を出し続けることができるんだったら、それはそれでいいと思う。このやり方は一位のみしか成功しない王者のやり方です。

でも無尽蔵に広告を打ち続けられる会社なんてありません。

常連さんにもっと喜んでもらうって言うのは、商売の本質だと思う。大切な人にはさらに喜んでもらうべき。

SNSがインフラ化されて当たり前になった今の時代では昔ながらの商売のやり方がよく合うんだと思います。そんなことを思いました。