負けじ心 | 人として生きる上で大切なこと 「こころのものさし」

負けじ心

 

                 御 教 歌

     人ごころ 誰も負けじの 心より

       ことは成りぬる  物にぞ有ける

 


物事は 誰にも負けまいとする心より成就していくのであることを仰せの御教歌です。

 この「負けじ心」というのは、物事を成就していくのに欠かせない要素です。

 

最近全豪オープンテニスがあり、錦織選手がベスト8に入り、見ている私たちに大きな感動を与えてくれましたね。

 

彼の中に相当な負けじ心を持っているからこそ素晴らしい結果を残せているのではないでしょうか?(素人考えですが)


この「負けじ心」「我の強い心」とは違うもので、この区別はしっかりとしておきたいものです。

我の強い人は、自分の主義・主張を絶対曲げようとせず、人の意見・忠告を聞こうとしません。


たとえば、「そうは言われますが・・」という「我(が)」の一字こそが、我の顕れです。

このように、負けじ心と我の強い心とは全然違いますので、その点をしっかりと捉えて、物事に対する取り組みの姿勢を改めていきたいものです。


 

 小牧清立住職のイラスト