仏様の教え | 人として生きる上で大切なこと 「こころのものさし」

仏様の教え

          御 教 歌

 

    人だます 工夫はたれも しりにけり 

 

     さればかしこき 人はすくなし

  

 

 人を騙してでも自分が得をする工夫はしても、人を助けていくことに喜びを求める人は実に少ない今日この頃であることをお示しの御教歌です。

 

仏さまはお経文に

 

「衆生(しゅじょう)、垢(く)重く、慳貪(けんどん)、嫉妬(しっと)して諸の不善根(ふぜんこん)を成就(じょうじゅ)する」 (法華経方便品)

 

このようにお示しです。

 

私たちのの心は、「垢重く」で、心に一杯垢(あか)がこびり付いて汚れ切っていると。

 

また善に対しては心が進まず、物惜しみをし、人を妬む心が強く、利欲の為だったら人を陥れたり騙すこともある。

 

このように仏さまは、私たちの心の奥底までお見通しのようです。

 

まさしくその通りの出来事が、至る所で起きています。

 

でも、そのような世の中に生まれ合わせたからこそ、ちょうど蓮の花が、汚い泥のなかで綺麗な花を咲かせるように、清らかな心に磨いていくことが出来るというのです。

 

どのように磨いていくかは、仏さまの教えにお示しです。

 

仏さまの教えに基づいて修行していけば、人を大事にする心、人を思いやる心が自然と起こってくるようになるのです。

 

是非とも、そのような心が起こってくるように、身に付けていけるよう、仏さまの教えとは何か?を知っていただければ嬉しいです。


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