2006-04-26

はじまり

テーマ:開かれたマド

       kiiro



わたしたち

おかしいね。


まだ

はじまったばかりなのに


笑いながら

競うように

別れのことばかり話している。


そう。


ただの

目新しい遊び。


あきっぽい

わたしたちの。


だれも

気づかないうちの。


だれも

傷つけないはずの。


どうせ

すぐ終わるだけ、の。


そう。


わかっている。


わかりきったことなのに


ふたりとも

わざわざ

明るく

口に出すことで


そんなに

なにを

確かめたがっているのだろう。


胸が苦しい。

もっと強く。


わたしたち

似ているね。


臆病で

いつだって

最初に

いいわけを探すくせに


新しい刺激への


激しい好奇心

満ちていく衝動を

どうしても

おさえられない自分を

怖がっている。




今日は雷がなりましたね。


昨日眠さと闘いながらこれを書いたので

今日少し変えました。

といっても今も眠いのですが。


題も「別れ」でなく「はじまり」にしました。


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2006-04-19

消毒

テーマ:喪失

水に浸す



ケガのたえない子どもだった。


公園の隅の

ぬるい水道の水で

洗った傷にツバをつけて。


薬なんかいらない。

ドウブツみたいに舐める。


それだけで気がつけば

傷はふさいで

硬いかさぶたに覆われた。


追いかける友達の明るい声。

しゃがんでみる細い蟻の行列。

ブランコのてっぺんで吸い込む空気の

今日の光と風の匂い。


刺激的、な


この

セカイに

気をとられている間に

いつも


傷は癒えて

うずくような痛みさえ

記憶から消えてしまう。


だから

大事なのは忘れること。


濡れた傷口を

いつまでも舐めていないで


ほんの少し

ツバをつけたら

あとは


血のにじむ傷の

存在自体を

忘れてしまえば


痛みをそらし

傷は癒えて


あなたへの

苦しい気持ちさえ

記憶から消えてしまうはず。


刺激的、な


この

新しい誰かの

愛しかたに気をとられることさえ

できれば


いつか。




次男が喘息で病院に連れて行ったら

私が風邪をもらってきたみたいです。


昨日は中学に入学したばかりの長男の

担任の先生と面談。

なぜか話の途中で先生の机に隠されていた

給食の残りの牛乳をいただく。

二人でパック牛乳をストローで吸いながら

勉強の相談…というのは初めてで面白かったです。

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2006-04-12

チューリップ

テーマ:シアワセのかたち

    チューリップ



冷たい空気に

閉じていた

あなたを

静かに暖めると


ゆっくりとひらいていく

やわらかなふちの


光を透かす

微笑み


あざやかな仕草の


表と裏ではなく

外側と内側


つるつるとした肌の


外側にはふれて

内側にはそそいで


僕はあなたの

体温を知る


饒舌というより無口


ただ

受け入れることが

あなたの望みなのだから


僕は

あなたからこぼれないように

加減しながら


あなたの内側に

僕をそそぐ


まぶしい




チューリップの花束を

贈られたことは1度だけ。

たしか

オレンジ色のチューリップでした。

葉っぱの緑も鮮やかで印象に残っています。


半ば閉じて

中をのぞきこみたくなるようなかたちですよね。

できれば内側から外側をのぞきたい。

チューリップが内側に

受けとめたいと思っているのは

春の日差し?

それとも誰かの視線や愛情…かも。

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2006-04-05

博翔

テーマ:開かれたマド

                はばたき水平線



鳥は

飛行機には憧れない。

あんなぶざまな

飛びかたには。


羽ばたかない翼は

欲しくない。


ひとが

プールの壁を

蹴って進む時のように


ひろげた翼で

地面を

大きくたたけば


わたしの体は

さえぎるもののない

宙へと


空気を

かき分けながら

舞い上がる。


ひとつ

はばたくたびに

ほどかれて


静かに

遠ざかっていく。


ずっと

あなたを

待っていた場所が

もう、小さくて見えない。


胸の筋肉を震わせて

高く

低く


世界との距離を

思いのままに

あやつって


右に旋回し

左に旋回し


世界に撫でられる

その強さまで

いつのまにか上手に

コントロールできている。


はるか下

もう見えない

あの場所で


わたしが

待っていた

あなた、とは

わたし自身のことだったと


水平線も地平線も

丸く見下ろせるここで

今、ようやくそれに気づく。


わたしを待つだけの

臆病なわたしに

わたしに会うための

勇気をあたえた


翼を


ひときわ大きくはばたいて

今度は

視線をさらに遠くまで

さらに遠くまで放つ。





「博翔」というのは鳥が羽ばたいて飛ぶ飛び方だと

昔、本で読んだことがあります。

羽ばたいてからすべるように飛ぶ「滑翔」。

上昇気流を翼に受けて舞い上がる「帆翔」。

そんなふうに記憶しています。


助走をつけずに、はばたいて

ふわっと体が舞い上がる感覚を

味わってみたいな。


あまり高いところは苦手なのですが

そんなことを思ったりします。




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