今日6月29日、あなたへ送る法華経からのメッセージは、
『身体も心もゆったりと』
『身意泰念 快得安穏』
(しんにたいねん けとくあんのん)
※妙法蓮華経譬諭品第三から
『身意泰念』とは、
身体(からだ)も意(こころ)もゆったりと安らかな状態を言います。
この文言は、お釈迦様の十大弟子の一人で、「智慧第一」と言われた舎利弗「しゃりほつ」が、
お釈迦様の教えに喜んで発した言葉です。
舎利弗は、どんなに修行を積んでも自分は仏にはなれない(つまり、自らは救われても、自他の境を超越した大調和の中にあるという状態には至れない)と悲しく思っていたのです。
けれど、お釈迦様の教えは全ての者を仏に導くためであり、
自分も仏になれると知り、
それまでの疑いも悔しさも晴れ、身体も心もゆったりと安らいだという、至福の境地を表しています。
肉体はあって当たり前ではありません。私達が、この娑婆世界で様々な体験ができるのは、
『魂の乗り物』である身体があるお陰です。
身体の状態により、行動の範囲も質も大きく変わり、心にも大きく影響します。
肉体があるが故の苦しみもありますが、
肉体があるが故の恩恵が、多々ある事に、目を向けましょう。
身体あっての物種、
心あっての物種。
身体も心も、時としてゆったりと休める事が肝心です。
今日も素敵な一日をお過ごし下さい。