昨夜のできごとです
昨夜八月十五日 水曜日 午前0時50分ごろのことです
私はお風呂から出て 洗濯の支度をしていました
その時「 空 」の声が『お母さん』と呼ぶ聞こえたのです
一瞬あれ?「 空 」・・・
大きな声で階段のところで呼んでいたのです
私はまさか?え!そんな訳ないと思い
音を立てず じっとし もしかしたら他所の家から?など思い耳を澄ましていました
「 空 」の声だけが聞こえ 他の音は何も聞こえない状態
その後は声は聞こえなかったのです
その前に前日に「 空 」の中学時代の後輩から私の元に電話がはいり
『中学の時のオーケストラ部員後輩の「 津田です 」明日「 空先輩 」に会いに行きたいのですがいいですか?』
といただきました
もちろん私は嬉しかったので来てもらえるようにお返事をしました
今日の約束の時間になり訪れてくれた後輩「 津田君 」「 川田君 」と部活の顧問の「 下谷先生 」が訪れてくれたのです
「 空 」は中学の時オーケストラ部に所属しコンサートマスターをしていました
「 空 」は部活に全力を注ぎ全てをかけていたのです
「 空 」のいたオーケストラ部は大変優秀な部活で 大会では優勝をするという成績を多く残していました
「 空 」にとっては部活と自分の練習が全ての中学時代で本当に頑張っていました
親バカな私ですが本当に「 空 」は頑張っていたのです
オーケストラ部は100名という大人数の部員たちを総まとめにし引っ張っていくのが「 空 」の役目だったのです
「 空 」は誰からも羨ましがられる存在であり 憧れの部員となり 伝説までつくりあげた生徒でした
また「 空 」の中学時代のお話を詳しく書かせてください
後輩と先生がお見えになってくださり
「 下谷先生 」にお会いした瞬間に「 空 」がいた時中学時代の時間に戻りました
とっても嬉しくもあり懐かしさが湧き出てきたのです
今日という日にみんなが来てくれたのは電話をくれた「 津田君 」がいたこそなんです
「 津田君 」の一言からで
『「 空 」先輩の初盆だね』の一言があり 仲の良かった仲間が訪れてくれたのでした
先生 後輩 のみんなでオーケストラ部の話に盛り上がり花が咲きました
先生と「 空 」がよく喧嘩したこと
いつも二人とも手を抜かない 全力で向かい合うところがあるのでぶつかり合うのです
オーケストラ部では録音をするのですが その録音の時のこと
先生と「 空 」が言い合いになり 先生は「 空 」に『お前は帰れ!!』と怒鳴られ「 空 」は録音をしていたホールから自宅に帰って来たのです
「 下谷先生 」と『そんなことがあったね〜』と話をし懐かしんでいたのでした
先生との不和の沢山の思い出を話していました
たった三年間の部活ですがオーケストラ部は毎日 ずっと 四六時中部活がある超ハードな部活でした
部活がない日 日曜日は「 下谷先生 」が率いるユースオーケストラという楽団に部員たちは所属し日々練習になります
なので顔を合わせない日なんて無いんです
それから今日はすごく嬉しいことがありました
「 空 」のヴァイオリンが音色をあげたのです
後輩の「 川田君 」が演奏をしてくれました
私は本当に嬉しかったのです
以前にも書きましたが私の友達「 尚子さん 」からのメッセージで
『必ず「 空 」君のヴァイオリンを弾く人が現れるから待っていて
「 空 」君と同じ年くらいの男の子で
「 空 」君の思いをわかってくれる人が現れるから それまで待っていて』
が「 尚子 」さんが言ってくれたことでした
それが 現実となりました
信じられないこんなことが本当にあるんだ
私には夢のような出来事になり
「 川田君 」が弾いいてくれた
「 川田君 」は「 空 」が育てた後輩です
「 川田君 」は「 空 」に憧れていてくれ 尊敬もしてくれています
いつも「 空 」の背中をみて 付いて来てくれた後輩なんです
その「 川田君 」が「 空 」のヴァイオリンを弾いてくれたことが本当に嬉しかった
また「 空 」のヴァイオリンが音を立てることができた
演奏を聴いた瞬間に私は涙が流れ出したのです
このことがあり「 空 」が帰って来ていると確信しました
昨夜の「 空 」が私を呼ぶ声『お母さん』は 間違いなく「 空 」でした
「川田君」が演奏してくれた曲は
クライスラー作曲
プレリュードとアレグロ でした
この曲も「 空 」はよく弾いていました
演奏を聴きながら「 空 」が蘇り
「 空 」の姿勢 目線 響 ビブラート全部がしっかりと現れました
「 空 」が弾くあの熱いビブラート
なんとも胸が苦しくなるくらい切ない音を奏でることができるのです
弓をアップからダウンさせるあの姿勢が脳裏に浮かびました
本年を言うと もう一度「 空 」の弾くヴァイオリンを見たい!!
ずっと見ていたい それが親心です
今はもう叶いません
大事にこの思いを抱えていく それが私にできること
改めて今思うことなんですが「 空 」は本当に素晴らしい子でした
13〜15歳の少年が人に影響を与えることができる 「 空 」は誰にも真似ができない生き方をしています
そんなことができるなんて私は自分の子ですが誇りです
みんなの心にもしっかりと住みつき みんなが「 空 」を思ってくれる
どれだけ「 空 」が真剣に人と向かい合ってきたかを教えられます
今になって「 空 」の偉大さが沢山出てきます
たった18歳で旅立ってしまった「 空 」
みんなの心に「 空 」は残っているよ
「 空 」からのメッセージは次は何がくるかを待ちます
「 空 」ありがとう
お母さん嬉しかった