もう今年の最初の保護者会が行われている頃でしょうか。

 

サピ保護者会はオンラインでも見ることができるので、忙しい保護者の方、仕事やPTAが被ってしまう方などはどうしてもそちらになってしまうと思いますが、現地に行ってのちに情報を教えてくれるママ友さんがいない方の場合、やはり現地に行って話を聞くことをお勧めします。

 

というのは、ママ友さんがオンラインで、自分が現地で、という形で昨年6年生の保護者会を受けた際に、やはり現地でのよもやま話や動画ではカットされてしまうような際どい話、リアルな話こそ、リアル受験生の親として聞いておく価値がある、と思ったからです。

 

例えば、たまたま仲の良いママさんたちがみんな出れない、オンラインになってしまう、という会で自分が現地に行き話を聞くと、通っているサピ校舎のクラスごとの(α1〜Aまで全ての)進学先中学校名を教えてくれました。

 

この情報は非常に貴重で、例えば夏前後、または秋以降に、比較的中位〜下の方にクラスが落ちてしまった時がある・・・というママ友さんも、このときの進学先中学校名を希望に変えてなんとか最後まで、本当に最後の最後まで頑張り続けることができました。(実際にはそのお子さんは目指していた以上のサピ偏差値帯の中学に合格・進学されました)

 

サピ校舎の中で、下の方のクラスなんて、と思ったり、言われたりすることはあるでしょうか?

私や息子自体はなかったのですが、それでも6年ともなるとそのような発言をする生徒さんがいると同じように下の方のクラスじゃあきっとどこもダメだね、と子どもたちが言い始める時もあったりして、影響というのはあるものだなと感じていました。

 

けれど、サピ保護者会で聞いて驚いたのは、AやB、またその少し上のクラスでも立派に某男子御三家や難関と言われる人気校に合格し、進学して行っているお子さんがいたという事実です。

 

我が家では、前年度の第一志望の大学附属中に進学したお子さんのクラスを聞いて、6年の間はなんとしてもこのクラスにいることを死守しよう・・・という一つの目安にしました。

そのクラスより上に上がれた時はひとまず安心しつつ、最終的に1つ落としてお尻に火がついた状態で(半ば諦めそうになる気持ちも感じる日もありながら)1月を駆け抜けて2月本番を迎えましたが、結果は合格を頂くことができたので、本当にこのクラスについてもS Sの席次についても目安として捉えて、最後の最後まで点を重ねる努力をすることが大切だと思いました。

 

サピックスに通わせる必要があったのか、なかったのか?

これをママ友さんたちとも話すことがありましたが、それをなぜ思ったかというと、上位αクラスの合格・進学先が筑駒・開成・渋々、女子なら桜蔭・女子学院・豊島岡という錚々たるラインナップだったからです。

このようなところを目指すつもりでない、大学附属中メインで考えている我が家のような場合、オーバースペックに走らせすぎてしまっていたか?

高いところをいく同級生たちを見続けて、届かない自分に自信を失ったりはしなかっただろうか?

 

結果としてですが、うちの場合は全く自信を失った様子がありませんでした。

開成や筑駒を目指す友人を見ても、あいつはすげーよー と言うだけで、自分はできない、とはなりませんでした。自分だって、これくらいはできるぞ。という闘い方を最後まで続けることができたのは、むしろ敵は他人ではなく自分自身なんだよと教え続けてくれたサピックスだったからこそです。

 

お互いの能力や夢を尊重して、人は人、の精神で自分の目標に進み続けることができたのは、むしろサピックスに通ったからこそ。

そして、上には上がいる、という世界の広さを見せてくれたのもサピックス。

一方で、子ども自身のやる気もですが、親に対しても「うまく一緒に走ってあげてくださいよ」と言い続けてくれたのもサピックスでした。

 

親も、今もまだ走り方を勉強中です。

兄弟喧嘩に、コラー!となる日も多々あります。反省です。

いつか大人になった時、息子はおそらくサピックスに通った小学生時代のことも、懐かしく誇らしく思ってくれるような気がしています。大変なこともたくさんありましたが、息子の大事なもの入れの箱に、今もサピックスからもらった卒業証書が大事に入れられているのを知っているからです。

 

中学のクラスの自己紹介文でも、よせばいいのに「僕はサピックス〜〜校出身です。」と書いてきた息子。

小学校名より、そちらなの?!と驚きましたが、、、

彼にとって、大きな意味のある場所だったことは確かです。

 

下の子はサピックスでいいのか問題を家庭内でも話し合っていますが、今のところ下の子もサピックスがいいと話しています。

まだまだわかりませんが、家族で頑張っていきたいと思います。