ヘーベルハウスは、冬寒い?
こんにちは
2022年に、ヘーベルハウスで家を建てたRenです。
自己紹介はこちらをどうぞ。
建築過程を整理ながら、後追い投稿していますが、今日はタイムリーなことです。
2023年1月24日から、10年に一度の寒波が到来しました。
東京23区も、特に朝晩は冷え込んでいます。
家づくり族の中で合言葉のようになっているのは、「ヘーベルハウスは冬は寒い」というものです。
断熱性や気密性が低い、とも言われます。
私もよく聞かれますし、DMでも、ご質問いただきました。
確かに昔の鉄骨造は寒くて、30年以上前に安藤忠雄氏が語った、有名なビデオもあるそうです。
11月から二ヶ月と少し、住んでみた私の答えは、【今は、間取り次第で、調整できる】です。
「寒い」の定義
寒い、と聞いたときに、浮かぶイメージは様々です。
ここでは、エアコンやストーブをつけても、なかなか暖まらない、暖かさを保つのが難しい、どことなく冷気が入ってくる、とします。
元の家は、ピアニストが建てた家を、中古で購入しました。
木造で、グランドピアノのために2階から3階が全面吹き抜け、さらに天窓ありで、お洒落でしたが、それはそれは寒かったです。
エアコンは、3階にビルトインタイプ(お店の天井とかにある大型のもの。動力契約)がありました。
しかし、24時間28℃設定で稼働しても、人が住む2階は温まりませんでした
暖かい空気は上へ上がるし、天窓から逃げるので、当たり前です。
石油ストーブを抱えるように、在宅勤務していました。
寝る時は
- パジャマ
- ガウン
- 肩当て
- 靴下
- レッグウォーマー
- 湯たんぽ(雪が降りそうな寒い日なら、二つ)
寝る時は、石油ストーブは危険なので、消していました。
羽毛布団に毛布を重ねて、凍死しませんように〜とか思いながら、体を縮めて寝ていました
我が家の断熱・気密対策
災害対策から、鉄骨造を選びましたが、寒さは心配事のひとつでした。
なので、
- 吹き抜けや天窓はない、閉じた部屋
- 断熱材(ネオマフォーム)はヘーベルハウス標準の1.5倍
- 窓は全て、二重窓(トイレや納戸などを除く)
- (電動)シャッター導入
- ホームインスペクションで、施工基準を満たしていることを確認
など、対策を取りました。
入居して二ヶ月以上がたちましたが、想像より、はるかに良いです。
私の居室は、元の家と同じ場所、同じ階、同じ方角にあります。
元も今も、南側に窓がありますが、冬の日差しってこんなに暖かいんだ、と驚きます。
以前は暖かさを、殆どキープできていなかったんですね
今は、エアコンは朝、着替える時、10-15分しかつけません。
朝晩を中心に、床暖房をトータル3-4時間も入れれば、日中は日差しもあるし、ふわっと暖かさが保たれます。
寝る時は
- パジャマ
- ガウン
- 靴下
だけで、凍死とか気にせず(笑)、身体を伸ばして、眠れるようになりました
あれだけ寒かったのが、嘘のようです。
これくらいなら体感として、断熱性や気密性は十分だし、寒いとは言わないでしょう。
調整できる
最近は吹き抜けや、そらのまのような開口、半分外のリビングが流行っています。
お洒落だし、お子さんがいるご家庭は、遊び場になったりもしますよね。
ウチもセットバックがなければ、つくったかも知れません
ただ、開口や窓は、冬は寒く、夏は方角によって暑い要因になります。
- 間取りを工夫したり、断熱材や窓などに投資し備えるか
- エアコンなどに頼るか
- 寒さ暑さはそういうものと割り切るか
施主自らが、どこにポイントを置くか選べるくらい、今の鉄骨造は十分、対応できます