人類の起源とその未来 | Rememberのブログ Love & Harmony゚・:,。☆

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19世紀のイギリスの自然科学者チャールズ・ダーウィンは、生物は自然選択によって環境に適応する形質を獲得することで生存し進化してきたと、その著書「種の起源」で唱えました。500万年前に生息していた霊長類が長い年月の自然淘汰の末に二足歩行を獲得し、両手を器用に使えるようになったことで知能を発達させたとダーウィンは考えました。


私たちが学校で習ったこのダーウィンの進化論に対し、20世紀のイギリスの動物学者のデズモンド・モリスは、他の種と違ってヒトだけが全身の体毛を無くし裸になったことに対して、説得力のある理由はほとんど見当たらないと、その著者「裸のサル」で述べています。


環境の変化に適した者が生き残るとする適者生存の法則をダーウィンの進化論の根幹とするならば、なぜヒトは体毛をすべて失ったあと、氷河期を乗り切るためにわざわざ他の動物の毛皮を身にまとうようなチグハグな進化を果たしたのでしょうか。確かに矛盾した発達過程だったと言わざるをえません。



また、霊長類が直立歩行を始めてから、数百万年の長きにわたってヒトは道具も使うことができず、言語も発達させていません。ところが数十万年前のある期間を境に脳の容量が急激に大きくなり知能が発達し始めたことが、ダーウィン以降の研究により判ってきています。



南カリフォルニア大学の生物学者で人類学者のクレイグ・スタンフォード教授は、人類はその歴史のどこかの時点で突然発生した遺伝子の変異によって、身の回りのものを象徴的な言語という手段に置き換えて表現し伝達する能力を身につけたと言います。


2004年12月、シカゴ大学H・ヒューズ医学研究所は、ヒトの脳の発達は自然淘汰だけでなく「特別な出来事(“Special Events”)」によって加速されたと発表しました。今からおよそ5万年前、人類の脳の遺伝子は自然なプロセスではないさまざまな突発的な変異を起こしたことを科学界は突き止め始めています。


これまで絵や記号といった象徴表現は、20万年前に出現しフランスのラスコー洞窟画を描いたクロマニヨン人など現生人類(新人類)だけが持つ能力と見られていましたが、2018年の最新の調査で、スペインの洞窟画は50万年前に出現したネアンデルタール人(旧人類)が描いていたことが判りました。


2014年9月、DNAを構成するニュークリオタイド(ヌクレオチド)に含まれるFOXP2という遺伝子が、象徴的な表現手段である言語を司っているということが突き止められました。そしてヒトのFOXP2だけに、ヒト以外の動物には見られない特殊なアミノ酸残基の変異があることが確認されています。


チンパンジーのFOXP2遺伝子に、この特異なアミノ酸残基の変異を起こさせる技術が開発されたら、そのチンパンジーの子孫は、映画「猿の惑星」のように言葉を話せるようになるのでしょうか。21世紀に住む我々人類は、このような想像を巡らせられるほど、化学や遺伝子工学を進歩させています。


ヒトの遺伝子変異をダーウィンの進化論で説明すると、人類は環境に適応するために地球上で唯一言語を獲得したことになります。そしてこの適者生存の自然淘汰により、人類は初めて自動車を設計してからわずか数百年のうちに、核を開発し、月に降り立ち、火星に探査機を到達させるという、他の種とは隔絶した進化を果たしたと言うのでしょうか。


ダーウィンの同僚だったアルフレッド・R・ウォレスは、人の持つ思考能力や知的能力は他の種に比べて質的にかけ離れており、この隔たりは自然淘汰だけでは到底説明がつかないと主張し、現生人類が認知能力を持つようになったのは、霊的な存在が進化を導いてきたとする「霊的進化論」を唱えました。


地球上の自然界の種の多くがダーウィンの進化論で説明できるような緩やかな進化の過程を経ているのに対し、ヒトの遺伝子だけが不自然で突発的な、まさしくウォレスが言うところの「霊的な存在」に導かれるかのような急激な変異を起こし、その形質を子孫に遺すことで進化を飛躍させています。


この不自然なまでの進化の飛躍を繋ぐミッシングリンクが未だに見つからない一方で、現在の我々の遺伝子を辿るとアフリカのある地方にいた女性の遺伝子にたどり着きます。まるで誰かに選別されたかのように、偶然にもこの女性の遺伝子だけが現在生き残っているすべての人類に受け継がれています。


ウォレスの唱えた、人類の進化を導いた「霊的な存在」とは、シュメール文明の粘土板やマヤ神話のポポル・ヴフ、古代エジプト神話やイスラム教コーランでも語られ、新約聖書ヨハネの福音書にある有名な一節『言葉は神と共にあった』といわれる正体不明の「神」と同じ存在を指しているのでしょうか。


もし仮にはるか太古の昔、現代の我々が持つような化学や遺伝子工学の知識以上の科学技術を持った文明の存在たちが、巨大な宇宙船でこの地球にまで到達していたとするならば、当時の原始的な人類たちはそれを神の到来と誤って解釈し、霊的な存在として後世まで語り継いできたのではないでしょうか。


人々は雲の切れ間から降り注ぐ薄明光線を見ると神々しさを感じるものです。この光線は別名、旧約聖書の創世記でヤコブが見た天使が上り下りする梯子「ヤコブの梯子」「天使の梯子」と呼ばれます。これは太古の昔に人々が目にした、天空から降り注ぐUFOの光の柱の記憶ではないでしょうか。


我々人類は、これからもさらに特異な進化を加速させ、いつの日か他の惑星に降り立ち、先進医療発展などのために、その惑星で遺伝子実験を行うほどに科学技術を進歩させることになるのでしょうか。そうであるならば、是非ともその時には今より質的にかけ離れた倫理観と道徳心を身につけ、はるかに高い精神性を備えた存在として、霊的にも優れた進化を果たしていることを願っています…