ゴールデンウィーク真っ只中のこの日、奥多摩に自然の散策に出かけました。
昨今のアウトドアブームのせいなのか、山ガールという人種の増殖のせいなのか、青梅線の御嶽駅に降り立つと想像以上の老若男女で改札への階段はごった返してました=͟͟͞͞(꒪ᗜ꒪ ‧̣̥̇) 登山口からはケーブルカーで御岳山を目指します。ちなみに、ケーブルカーが動き始めたとたん、私の前に座ってたリュックを背負ったおじさん、いきなり缶ビールを「プシュッ!」と開けてました(꒪⌓꒪) …おいおい、山をなめとんのかい ε-(´∀`; )
武蔵御嶽神社のある御岳山駅から、長尾平での小休憩を挟み天狗岩を目指します。定番ルートの急坂や梯子坂は敢えて避けて迂回コースを取り、余計な体力の消耗を避けます。
天狗岩まで来ました。ここから暫く行くとロックガーデンと呼ばれる、苔むした岩の間を流れる清流のコースを歩きます。美しい自然が凝縮された箱庭のような世界が足元に続く山の清流渡りは人気スポットです。清流の岸辺の開けた休憩所に到達。ここでお昼のエネルギー補給タイムとしました。
お腹が満たされあまり長く座っていると身体が動かなくなるので再び歩を進めます。お浜の桂を通って綾広の滝へ到着。鳥居をくぐり滝のすぐ近くまで入り、マイナスイオンをたっぷり浴びさせて頂きました⁽⁽ଘ( ˊᵕˋ )ଓ⁾⁾
ここから標高1,266mの大岳山を目指します。御岳山のロックガーデンや綾広の滝辺りまでは、GWならではの家族連れや老若男女の登山者が、時に休憩所付近の狭い登山道が渋滞するほど歩いていたのですが、大岳山へ向かう登山道に入ったとたん、人影は急激にまばらになりました。気がつくと見渡す範囲に一人でポツンと歩いている時間も多くなりました。お陰でヒガラ、キビタキ、ウグイスたちの美しい声を聴きながら、新緑を照らす明るい陽射しと柔らかな風を感じながらゆったりとした時間の流れの中で、奥多摩の自然を独り占めしたかのような、そんな山の自然と静かに向き合える山歩きができました。
途中2回ぐらい心臓破りの登り坂に遭遇しましたが、とにかくマイペースにゆっくりとゆっくりと歩を進め、水分補給と行動食で体力維持に努めながら最後まで元気に登ることができました。若い頃は、とかく何事に対しても競い合う姿勢が先に立ち、山登りの場面においても、あろうことか自然にまで立ち向かおうとする傲慢な自分がいたものです。歳を重ねた今の方が、自然に逆らわずに素直に山登りを楽しむことができるようになったような気がします。
山頂直前には鎖のあるゴツゴツとした巨大な岩場が続き、ちょっとロッククライミングの雰囲気も味わえましたが、滑落に用心しながら慎重に一歩づつ歩みを進めたあと、開けた山頂に到達した達成感は格別なものがありました。
石の階段が崩れて廃墟のような佇まいの山頂手前の大岳神社に参拝しました。そのあとは来た道を綾広の滝まで戻り、 そこからは登りとは違うルートで武蔵御嶽神社を目指しました。
樹齢350年の「天狗の腰掛け杉」を通り、帰路に立ち寄った武蔵御嶽神社では、現在、病と闘っている年老いた母親に「病気平癒」のお守りを頂き下山しました。
新緑の青葉に彩られた奥多摩の山々は、都会の喧騒に疲れた身体と心に、暫し瑞々しい癒しを与えてくれる至極の空間でした。
春を告げるヤマブキがキレイでした・':゚✿:*:'゚`









