私は、日々の活動の中で「悪口ノート」を書くことを大切にしています。
でも、ただの愚痴や、誰かを傷つけるための悪口とは、まったく違うと思っています。
本当に大事なのは、自分の中にある
「言いたくても言えないこと」
「言葉にならないモヤモヤ」を、
まずちゃんと見ること。
そしてそれを、
相手にも、自分にも誠実に
伝えるための言葉にしていくこと。
これが、私の言う
「悪口のお作法」であり、
自分と相手を育てる言葉としての悪口です。
よくあるのが、
「相談」という形をとった悪口。
上司や旦那の愚痴、
職場の人間関係、
SNSの誰かへの不満…
そのすべてが、
自分が悪くないことを証明したいだけの
言葉になっていませんか?
その時、無意識に私たちは
「よしよししてほしい」
「共感してほしい」
「擁護してほしい」
というエネルギーを出しています。
でもそれって、相手とのコミュニケーションを育むどころか、ただの被害者の言葉になってしまうんですよね。
大事なのは、「この話、アドバイスがほしい? それともただ聞いてほしいだけ?」というお作法を、自分も理解し相手にも伝えること。
そうすれば、ずれた会話や傷つけ合いを避けることができるから。
そして、もっと踏み込んだお話をすると。
ときには、伝えづらいことを相手に伝える場面もある。
例えば「これを言ったら怒るだろうな…」
「関係が悪くなるかも…」と思いながらも、
あえてその人のためを思って言う、きつい一言。
この時、すごく大事になるのが、
「私は、自分自身のこともちゃんと見れているか?」という視点。
自分の未熟さ、醜さ、至らなさ、やらかした過去、全部ちゃんと見つめてさらけ出してきたか?
そうやって自分自身と誠実に向き合ってきた人だけが、相手に誠実に、時に厳しい言葉を伝えることができるんだと私は思います。
だから私は、厳しいことを言う時ほど、自分の言葉の裏にあるものを丁寧に見ます。
そして、相手を責めるためじゃなく、
「なぜあなたはそうしたのか?」
という問いを育むために投げかけるようにしています。
その背景には、「あなたともっと本質的な関係を築きたい」という願いがあるから。
ただね、これを「自分の正しさを証明するため」にやってしまうと、一気にズレるんです。
そうなると、自分を守るために攻撃したり、相手を卑下したり、ただの言い返しになる。
それはもう尊厳を守るではなく、傷つけ合いになってしまう。
言葉というのは、使い方次第で凶器にもなるし、癒しにもなる。
だからこそ、丁寧に自分の中を見て、冷静に事実を見て、そしてその上で
「自分は今、何を守ろうとしているのか?」を問いながら言葉を選んでいく。
そしてこれは、ビジネスでも、パートナーシップでも、講座の中でも全部同じ。
自分の今の立場、現在地、やれていること・やれていないこと。
それらをちゃんとさらけ出した上での発言や行動は、相手にもちゃんと届きます。
たとえば私は、過去の離婚歴、会社経営の失敗、借金、自信のなさ…
全部オープンにしてきました。
だからこそ今、受講生さんたちに本気で関われるし、厳しいことも言える。
でもそれは、裁くためじゃない。「本気で育みたいから」です。
もし今、誰かとぶつかっていたり、自分の言葉がうまく届かないなと感じていたら、
ぜひ立ち止まって問いかけてみてほしい。
「私は、今、自分のすべてを見れてるかな?」
「私は、今、相手と本当の意味で対等に話そうとしているかな?」
この問いが、自分と相手を深く見つめ直すきっかけになりますように。
そして、「悪口」を本当の意味で自分と相手との関係を育む言葉に変えていけますように。
きよちゃん♡



