2021年 12月31日です。

リロクックの最初の1年が終わろうとしています。

沢山の店舗と、志ある求職者の皆様に携われたこと、

本当に感謝しています。

 

手探りで始めた新事業。

日本で多分他にはない新しい人材マッチング。

沢山歩いて、沢山話して、種まきも地道にしてきて、

少しずつ少しずつ、多くの方々からの信頼を得てきました。

もちろん、ご理解いただけず、お叱りを受けることも多々ありましたが、

新しい道を進もうとするならば、そのくらいは覚悟の上です。

 

相変わらずのコロナ禍での1年でしたけど、

そんな中だからこそ、飲食界の皆さんの役に立ちたいという想い。

せめて少しでもストレスの無い営業のお手伝いが出来たらと言う想い。

何よりも飲食の世界が好きで、食べるのが好きで、

こんな理不尽や過重労働や低賃金の世界に飛び込んでくる人が好きで、

そんな人達と一緒に次のステップを作れることに誇りを持ち、

リロクックらしい仕事をこれからもやっていきたいと思っています。

 

苦しんでる方たちを沢山見ました。

閉店を決めた店も多くありました。

胸の痛むニュースの方が多かったように思います。

以前にも書いたように日本の政治は飲食界を助けてはくれません。

僕たちの身は僕たち自身で守らなければいけないことがはっきりしました。

 

料理を作ること、菓子を作ること、お客様をもてなすこと、

そんな仕事の全てはとても尊く、大切な仕事です。

まだコロナ禍はしばらく続くかもしれません、

そんな中で認められ、お客様に選ばれ、存続していくお店になるのは大変なことです。

 

どうぞ飲食界の皆様、

信念を持ち、真っ当であることを大切にし、お客様をお迎えください。

価格の高い低いなど関係なく、お客様を笑顔にすることを好きな人たちでいてください。

独りよがりでなく、周りのみんなを幸せにするような毎日を過ごしてください。

淘汰の時代です。同じ価格帯で経営してる店でも、

志や想い、お店の空気、そんなものが生き残れるかどうかに関わってきます。

大切にしてほしいのは理想なのです。

 

飲食の仕事を志した理由は人それぞれだと思いますけど、

「美味しい。」と言われることや、「ありがとう。」と感謝されることに、

きっと僕らは心震え、辛くとも、苦しくとも続けてきたんだと思っています。

その時の想い、美味しいものを食べてもらいたい。

お客様に喜んでもらいたい。それに向かう気持ちを理想と呼びたいのです。

 

それだけでは経営は成り立たないのは充分理解しています。

でも理想を語らない店からは何も感じるものはありません。

感じるものが無いお店はいつの間にか無くなってたり、業態が変わってたり、

長く飲食界を見続けてきた僕はそう感じています。

理想。青臭いと言われるかもしれませんが、

理想を語る人をそう感じるということは、

その人がそれだけ必要ないものにまみれてしまってるのかもしれません。

 

堂々と理想を語れる人、お店は生き生きしています。

楽しみましょう!作ることを!

楽しみましょう!お客様をお迎えすることを!

そして感謝しましょう。明日もそんな日が続くことを。

 

2022年。素晴らしい年になればいいですね。

皆さん、良いお年を!

1年ありがとうございました!