最近は植物性や動物性の抽出オイルそのものを、クリーム代わりに使用する傾向が増えてきました。

 

油類を配合したクリームには必ず界面活性剤といって、油と水の仲だちをする合成物質が含まれています。

 

この界面活性剤は、最近問題になっている合成洗剤もこの一種ですが、化粧品に使用されるものは、特に皮膚に刺激のないものを選んでメーカーは使用しています。

 

それでも、何千種とある界面活性剤の中には、完全に無害であるということは断言できないものもあり、特にそれが体内に吸収された場合の影響については、まだその誕生の歴史が浅いので、何ともいえません。

 

そこで最近では、できるだけ食べても無害であることがわかっている、いや、むしろ体内に吸収されても有効に作用するであろうと推定されている、油そのものをクリーム代わりに使用する傾向が起こっています。

 

たとえば深海サメの肝油から抽出された、スクワレン(これは私たちの皮脂にも含まれている)を安定した形に変えたスクワランとか、インカ帝国の昔からアメリカ大陸で使用されたという、アボガドの果実から抽出されたアボカドオイルなどです。

 

特にアボカドオイルには、天然のビタミンA、B群、C、Eなどが11種、ミネラルが14種も含まれていて、皮下、筋肉まで刺激して、衰えた皮膚の賦活に効果があるといわれていますので、メーカーでも栄養クリームや乳液に配合する例も多くなってきています。

 

ただ、こうした油そのものを使うときは、クリームと違って水分が含まれていませんから、乾燥した皮膚にそのままつけるより、その前にモイスチャーローションのような化粧水で、十分に角質層に水分を与えておく必要があります。

 

なお、パックのところで紹介した卵黄パックなどの手づくりパックも、自然化粧品の一種といえます。

 

卵黄の中には脂溶性ビタミンやレシチンなどの有効成分が多いので、肌荒れ、老化肌に適しています。

 

 

 

中嶋秀暢