清水きよしパントマイム
『幻の蝶』
@梅若能楽学院
2009.10.31 ソワレ
スケジュールが合わず、
観に行くのは諦めていたのですが、
前日、父が「子ども預かるから観て来なよ」と。
ありがたし、父。
『幻の蝶』は、30周年だそうです。
30年前・・・まだ30歳くらいですね。
それでこの作品を作ってしまうのか・・・。
すごい。
公演は、『幻の蝶』を含む、小作品のオムニバスです。
全て、前回見たのと同じ演目なのですが
毎回、観る度に、新しい感覚があります。
「今の自分」が問われている気がします。
在り方とか、コンディションとか、そういう全てを。
今回は、『いのち』という作品を観ながら、
涙が溢れ出て止まりませんでした。
いままで、イマイチどう受け止めていいかわからない作品だったのですが、
今回は、どストライク。
私の心を大きく揺さぶりました。
この作品、簡単に言っちゃえば、
ゆっくりとゆっくりと出てきて、
舞台中央に座り、
それから、舟をこぎ、
最後に手を合わせて座る。
これだけなんです。
それだけで、
ごちゃごちゃとした人間界から離れ、
全てを受容した崇高な魂が見えてくる。
眩しく感じられる。
自分が小さく感じられる。
それから、今のオススメ作品は『つばさ』です。
プログラムになく、アンコールで上演してくださる、
短い作品ですが、
澄み切った空に、
すーーっと、紙飛行機がまっすぐ飛んでいくのが見えます。
清水先生を存在と、そのまっすぐさは、同じです。
スケジュール的には、ちょっと無理して観に行きましたが、
心が、すっと正された様に感じ、
疲れのようなものは、体から抜け落ちました。
前半で笑ってほぐして、
中盤でヒヤッと絞って、
後半で温かく浄化をして、
最終的に、静かに精神統一をしたような。
今後も観続けたい舞台です。