本日の鑑賞作品

 

拘禁反応、という言葉を聞いたことがある

監禁施設、収容所等で自由を抑圧された環境下に長くいると

頭痛、吐き気等の身体症状とか

幻覚、感覚過敏等の精神症状が生じる現象らしい

 

私自身は

家の中に1日ずっといると苦痛に感じてしまう

最低30分くらいは家の外に出ないと

けだるさとかイライラといった不調に見舞われてしまうのだ

台風の日とかでも短時間は外に出るようにしている

新型コロナ禍での緊急事態宣言時は

不要不急の仕事なので普段通り出勤していた

 

だから閉じ込められたシチュエーションスリラーは

自分に置き換えてしまうと

滅茶苦茶恐ろしく感じてしまうのだ

 

この作品

 

火星探査訓練のために

南極に置かれた施設で

400日過ごす訓練を課せられた宇宙飛行士達が

次第に恐怖に見舞われる、という

シチュエーションスリラー映画

 

こういう作品は

終盤、怪物とか悪霊とか

何らかの外的要因に襲われて必死に戦う

というものが多いような気がするが

本作品はひたすら人怖って内容

 

いや、人怖というよりも

こういう状況下では皆冷静でいられなくなるよなぁ

と身につまされるような感じで拝見していた

 

ということでストーリーはごくシンプル

淡々と皆精神的、身体的不調に陥っていく、という様相は

それなりに良く描かれていた

 

まぁ映画というエンターテインメントという観点からでは

盛り上がることもない駄作、と見る人もいるだろうなぁ

 

個人的にはそんなに嫌悪する作品ではなかったですけどね