歴史系図トリビア
これは楽しい！おもしろい！
そう感じるような歴史上の人物の系図を
紹介していきます
みなさんこんばんは(´Д` )。
本日は歴史好きなぶたさんの大好物！
楽しい歴史系図でございます(´Д` )！
ぶたさんは歴史上の人物の系図がとにかく好きなんです。
はい、本日は式子内親王を取り上げます。
式子内親王は平安時代後期から鎌倉時代にかけて活躍した女流歌人です。
皇女として生まれ、賀茂斎院、准三宮となり、後に出家しました。
藤原俊成に和歌を学び、新古今時代の代表的な歌人として知られています。
家集に『式子内親王集』があり、大炊御門斎院とも称されます。
では系図を見ていきましょう(´Д` )。
式子内親王は後白河天皇の第三皇女で、母は藤原成子です。
同母兄弟に亮子内親王・守覚法親王・以仁王・好子内親王・休子内親王がいます。
母の藤原成子は正二位権大納言・藤原季成の娘で、待賢門院璋子の姪であり、後白河天皇の従姉妹に当たります。
成子は後白河天皇の後宮に入り、従三位を授けられて高倉三位と呼ばれ、二男四女を生みましたが、正式に女御として遇されることはありませんでした。
式子内親王の同母弟には、源頼政と共に平家追討を目指した以仁王がいます。
なんと新古今時代の代表的な歌人である式子内親王と平家に敗れた不運の皇子である以仁王は同母姉弟だったのですね(´Д` )。
前述のように、式子内親王は賀茂斎院を勤めましたが、同母姉の亮子内親王・好子内親王、同母妹の休子内親王は伊勢斎宮を勤めています。
また、長姉の亮子内親王は安徳天皇・後鳥羽天皇・順徳天皇の准母となり、未婚皇后、さらには院号宣下を受けて女院・殷富門院となっています。
式子内親王の異母兄には二条天皇（母は源懿子）、異母弟には高倉天皇（母は平滋子）がいます。
高倉天皇が登場すると、平家の存在感が増してくる時期という感じがしますね(´Д` )。
式子内親王の系図をまとめました。
後白河天皇の皇女として生まれた元斎院の女流歌人(´Д` )。
次からは式子内親王の和歌を見ていきたいと思います。
上の歌は『百人一首』に採用されているので有名ですよね(´Д` )。
忍恋の歌人と謳われる式子内親王の代表的な歌です。
下はぶたさんが最も好きな歌です。
ぶたさん、中学生の時に国語の資料集でこの歌を知り、式子内親王が好きになりました。
とても綺麗な歌ですよね(´Д` )。
清らかな美しさがあります。
上の歌はこれまた美しい(´Д` )。
やはり清らかな美しさがあります。
下の歌は菅原道真公の和歌に通じるものがありますね。
上の歌は「蔦のもみぢば」がいいですね。
寂しさや切なさを感じさせながらも、鮮やかな色合いが頭に浮かびます。
下の歌は春の姿を歌い上げていますね。
以上、新古今時代の代表的な歌人である式子内親王の系図と、ぶたさんが好きな式子内親王の和歌を紹介させていただきました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
※このページを作成するに当たり、以下を参考にしました。
・小和田哲男監修『日本史諸家系図人名辞典』講談社、2003
・角田文衞監修、古代学協会・古代学研究所編『平安時代史事典 下』角川書店、1994
・平井啓子『式子内親王 コレクション日本歌人選010』笠間書院、2011
・榎村寛之『女たちの平安後期ー紫式部から源平までの200年』中央公論新社、2024