「もしとら」が起こってしまいました。 | 井上政典のブログ

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 「もしトラ」が起こってしまいました。世間では、「もしとら」は「もしトランプさんが再選されたら?」ですが、私は「もしトランプさんが暗殺されたら?」という意味で使っています。

 

 とうとうそれが実現しました。7月13日トランプさんの集会で起こった狙撃未遂事件です。

 

 使用されたAR15は第二次世界大戦時にAR10として開発され、その優秀さからM16として米軍に採用されました。

 

 M16、ちょっとした劇画ファンならご存じのあのゴルゴ13の愛用銃です。今回使われたAR15は、民生用のライフル銃ですが、基本的にはM16と同じで優秀な銃と言えるでしょう。そしてこれが500ドル約8万円も出せば買え、合法的に所持できるのです。

 

 アメリカでは自分の身は自分で守れ、そのためには銃の所持は合法的なのです。

 

 約150メートルほど離れていたそうですが、犯人はなかなかの腕利きでトランプさんの頭部を狙っていました。トランプさんは演説の時に頭部を動かす癖があり、あの距離ではミスショットする可能性があるのですが、よほど腕に自信があったのでしょう。

 

 トーマス・マシュー・クルックス(20歳)がどんな思いで暗殺を企てかは、犯人も射殺されており動機はわかりませんが、情報によるとSWATは犯人を事前に見つけていましたが、発砲しない限りは排除しないという方針を取っていたそうです。

 

 でも、トランプさんの直後の写真は耳から血を流し、SSに擁護されながらも力強くこぶしを天につきあげる姿勢、さらに国旗もちゃんと映り込んでいますね。もうこれは勝ったも同然だと思うのは私だけでしょうか?

 

 

 きっとこの写真は今年のベストショットに選ばれることでしょう。

 

 ただ流れ弾で観客の方が亡くなっているとこのこと、ご冥福をお祈りします。

 

 トランプさん嫌いやなんか怖いなと思っていた人も、こんなタフガイ、見たことないと思ったことでしょう。

 

 折しもバイデン大統領に撤退を促す声が日増しに高まっている現状からおいても、この写真が与える影響は強いものだと思います。

 

 そして2センチずれていれば、というよりもトランプさんのいつもの癖で頭を動かさなかったら、確実に当たっているそうです。これも強運の持ち主と言えることでしょう。

 

 今回は明らかに単独犯、少なくともスナイパーは単独犯みたいですが、撃った場所その弾道からもほぼ間違いないそうです。こういう時に英字新聞は事細かく書いてきます。なぜなら、記者の中に実弾を撃ったことがある人がいるからです。だから銃の特性や弾の動きなどを見ていくと論理的に犯人にたどり着くことができます。

 

 ところが日本の記者で実弾を撃ったことがある人などほぼ皆無だと思います。だから頓珍漢な解説になるのです。

 

 私はベトナムのクチトンネルで一発1ドルでAKカラシニコフという東側のライフル銃を撃つことができる場所があり、弾をもらったときに、この鋭い銃弾が自分の体にめり込むことを考えるだけでも怖くなりました。

 

 一発目の発射音で耳がキーンとなり、次の射撃に集中できませんでしたが、すさまじい勢いで飛び出していく銃弾がもしこちら側に飛んできたらと思うとさらに怖くなりました。

 

 安倍さんの暗殺事件で、山上が撃ったとされる円弾と今回のライフル銃弾(多分フルメタルジャケットだと思う)では全く違います。安倍さんの時、あの角度から手製の銃でパチンコ玉を打ち出しても、頭に当たらない限り、致命傷にいたらなかったはずです。

 

 射入口と射出口が円弾と椎実弾では全く違うのです。こんなのは素人でもちょっと調べればわかる話です。

 

 奈良県警がどうしてきちんと捜査をしないのか、とても不思議ですし、その後の奈良県知事選で、自民党が負けるのがわかっているのに、保守分裂選挙をしたのかも不思議です。県警のトップは、県知事であり、高市さんの息のかかった候補が当選していればその真相は明らかなになっていたのです。

 

 さらにその時に国会で高市さんのお国入りを邪魔していたのが小西洋之のしょうもない質問であり、あれが終わるとなにごともなかったような状態になりました。これもおかしいと思うのです。

 

 なぜ2年も経っているのに、公判も開かれず、現場には記念碑もなく、会えて安倍さんの死を忘れさせようとしているようですね。絶対に忘れんぞ!

 

 ほとんどの人が今回のトランプさんへの銃撃と安倍さんへの銃撃を思いかぶせて見ていたことでしょう。あの位置から撃てばトランプさんの後ろにいる人たちに命中するのは普通のことなのです。

 

 でも、安倍さんの時は安倍さん以外被害が出ていません。水平に撃っているのなら、当然のごとくその付近にいる人たちが被弾しても何にもおかしくないはずです。

 

 これを機に安倍さんの死の真相究明を図ってほしいものです。明らかにおかしいでしょう、

 

 政治家って真剣に取り組めば組むほど命を懸けてやる仕事なんですね。高市さんも講演の中で安倍さんの遺志を継ぐためなら、いつでもこの命を投げ出す覚悟だと明言されています。

 

 そんなことは全くない岸田氏とは大違いなのです。

 

 高市さんがもっと総理の座に近くなればなるほど命の危険も高くなることでしょう。講演中いつも4人のSPが四天王のように無表情で突っ立っています。

 

 しかり、彼らも生身の人間です。親しくなると笑うし、冗談も言うし、使命感溢れる人たちなのです。

 

 いざと言うときは、自分の身を盾にして警護対象者を守ることでしょう。

 

 物騒な世の中になりました。携帯見ながら横断歩道を渡るのは辞めましょう。いつ車が突っ込んでくるかもしれませんから。