専守防衛よりも先守防衛! | 井上政典のブログ
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 歴史を通じて未来を見よう。

 歴史ナビゲーターの井上政典がお贈りする祖国日本への提言です。
 
 ご意見は賛成反対を問わずどんどん書いてください。

 ただし、社会人としての基本的なマナーは守ってくださいね。

 日本の防衛の基本は、「専守防衛(もっぱら守って防衛をする)」だそうです。

 

 憲法や法律に書いてあるのでしょうか?

 

 いいえ書いてありません。昭和30年に杉原荒太防衛庁長官(当時)の国会答弁で初めて出てきた言葉です。そして昭和45年の防衛白書(中曽根康弘防衛庁長官時代)に書かれて、その後中曽根氏も答弁で何度も使って定着しました。

 

 その防衛白書の中に「わが国の防衛は専守防衛を本旨とする」と書かれており、これにいつの間にか手足を縛られていくのです。

 

 専守防衛とは、日本国民が他国からの攻撃により相当数の犠牲にならなければ反撃してはいけないというとんでもない代物であるということをぜひご理解していただきたいと思います。

 

 そして専守防衛のいきつく先は、先の大戦で最も悲惨な戦場となった沖縄戦の二の舞をすることだということも理解していただきたい。

 

 つまり、この専守防衛という言葉を平気で使う政治家は絶対に信用してはならないということです。つまり、日本人の犠牲がない限り反撃できないし、日本の国土を平気で戦場にするという本当の売国奴または全く無知の政治家といっても過言ではないと思います。

 

 マッハ20で落ちてくるミサイルを迎撃ミサイルを当てて撃ち落とすことがどれだけ難しいかわかるでしょう。命中率が90%もあったとしても、残り10%の状態になったら、そのミサイルが落ちた先には大勢の日本国民が住んでいるのです。

 

 また迎撃に成功しても、無数の破片が人々の頭上に降り注ぐことでしょう。

 

 ですから、できるだけ遠くで迎撃をした方が日本国民にとって安全だと思いませんか。

 

 そして最も安全なのは、ミサイルが発射寸前で撃破することだと思います。どんなに恐ろしいミサイルや爆撃機でも、バットでどこかを力いっぱい叩いて、中の機械をちょっとでも壊せば、そのミサイルや爆撃機は本来の目的を果たせなくなります。

 

 簡単に言えば、ミサイルの頭をたたいてちょっとでも変形させれば、マッハ20の速度で飛行した時にどんどん先端が変形して、空気抵抗で目標とは全く別の方法で飛んでいくことでしょう。方向舵をごつんとたたけば、うまく方向制御ができないかもしれません。

 

 このように地上にある飛行物体はただの物体であり、簡単に壊せますが、マッハをはるかに超える速度で飛行しているとおいそれとは破壊することができないのは子供でも分かる理屈ですよね。

 

 以前からここをお読みの方はもう十分にお判りでしょうが、最近読み始めた方で軍事的常識をあまり知らない方のためにしつこく書いています。

 

 ですから、「専守防衛」では、国民の命を守れません。

 

 「専守防衛」ではなく、同じ発音で行くならば「先守防衛」にすべきなのです。

 

 守るために先に何をしてもいいということです。それなら日本に向けてミサイルを撃とうとしている国に対して、飛び立つ前に破壊するのです。もしそれが脅しで本当に打つ気がないときも、そういう行為をしたら日本から本当に攻撃されるとわかった瞬間に、変な挑発もしなくなります。

 

 以前、CHINA海軍かロシア海軍の艦艇が日本の海上自衛隊の艦艇に砲口を向けたことがありました。普通の国なら相された瞬間にすぐに攻撃します。ですから、絶対に相手国の軍艦に砲口を向けるという行為はしません。でも、日本の艦艇にはしてくるのです。

 

 なぜなら日本の軍艦は撃たれて被害が出ないと打ち返してはいけないということを知っているからです。

 

 拉致問題に関しても、拉致が北朝鮮の犯罪と金正日が認めた時、在日米軍はディフェンスコンディションを最大に上げました。日本が報復攻撃をするだろうと警戒したのですが、日本は一切動きませんでした。

 

 なんと情けない話でしょう。

 

 自国民を連れ去られたことが判明しても国家として何もしなかったのです。その時の総理大臣は小泉純一郎氏でした。

 

 北海道で全土停電は解消しましたが、いまだに電気の供給に不安を抱えています。というのも苫東厚真火力発電所はまだ動いていません。稼働までに数か月かかる見込みです。

 

 それまでは来年廃棄が決まっていた老朽化した火力発電所をだましだまししながら発電しているそうです。これはボロボロでいつ止まってもおかしくない状態だそうです。

 

 それでも高橋北海道知事は何も言っていません。もし、知事の方から北電に泊原子力発電所の再稼働を早急に要請し、冬が到来する前までにそれを実現しないと、また今回のような全土停電が厳寒の真冬に来るかもしれません。

 

 原子力規制委員会の更田委員長はそれでも慎重な審査をすると発言していますが、もし今回のような大停電が真冬に起こった場合その被害はどれだけに及ぶかを考えているのでしょうか。またその責任を取るだけのかくごはあるのでしょうか。

 

 いろんな危険性が考えられます。反原発派はもし原子力発電所が事故を起こした場合の危険性を主張します。それはそれで一理あると思います。しかし、動かさないで真冬の大停電という事態を迎えた時の被害はどれだけのものになるのかを考えているのでしょうか。

 

 ほぼ垂直に落ちてくるミサイルを撃ち落とせばいいと主張する方に、その破片はどこに飛んでいくのでしょうかと聞きたい。その先には大勢の日本国民が住む町があるのです。

 

 北海道の電力の半分以上を苫東厚真火力発電所が担っているのです。それが止まり、今回の大停電が起きました。でも、テレビは泊原子力発電所の再稼働を議論しましょうとは寡聞にして聞いていませんが、皆さんはいかがですか?

 

 原子力発電所の事故もリスクの一つです。でも、動かさないリスクもあるということが今回の事故で顕在化しました。

 

 専ら守ることよりも、先に護る為に何かをしなければならないと思います。

 

 九州では四つの原子炉が動いています。そして今年のような酷暑でも全く電力不足にならないくらいの電気を供給してくれました。

 

 それは九州の人間は九電の方針を歓迎し、再稼働に賛成したからです。これは九州の大多数の人間の選択でした。

 

 でも、私から言わせれば、九州の原子炉と同じ型の原子炉を持つ泊原子力発電所が未だに泊まっていること自体がおかしいのです。福島第一原子力発電所の事故でそれと同じ型の原子炉が止まっているのは百歩譲ってわかります。でも、なぜ九州やその他の地域ですでに稼働しているPWRと同じ型の泊原子力発電所が止まっているのは、道民の選択なのでしょうか。

 

 今回は大地震での被害本当に大変だと同情します。でも、次に何らかの事故で大停電が起きた時は北海道民の選択の結果となり同情の余地がないと思います。

 

 たったひと冬ですが、名寄で冬を過ごしたことがあります。だから北海道の寒さは半端ないって身にしみてわかるのです。そして電気がなければ本当に一晩で大勢の死者が出るということが容易に想像できるのです。また牛や作物に大きな影響があるというのも想像できます。

 

 先に守るということは、泊原子力発電所の再稼働を急がせるということではないでしょうか。

 

 北海道のほとんどが観光客が戻ってくるのを待っているそうです。でも、いつ停電になるのかわからないところにあえて旅行に行きますか。

 

 北海道知事は電力確保のために大英断を下す時が来ています。そうしないとせっかくの観光シーズンに閑古鳥が鳴いているような状況になったら北海道経済はどうなるのでしょうか。