昨日の記事

すーさんの処女作

すーさんは、『令和の子育て』の次作は、『自己肯定感』についての本を出版したいと思っています。
処女作同様、ブログで言いたい放題してから、まとめ上げていきたいと思っています。
しばらくお付き合いくださいませ(^o^)
今回は「伸びる子ども」を考えて、「子ども時代に非認知能力の基礎をつくっておく」ことについて書いていきます(^^)


「そのままの自分を認める」の勘違い

子ども時代にレジリエンスを鍛え損なうことになる要因のひとつに、「そのままの自分でいい」「無理しなくていい」という心のケアの決まり文句がむやみに世の中に広まってしまったということがある。
そこに誤解が生じ、子どもの行動や心理傾向をそのまま認め、修正しようとしないといった傾向に行ってしまっている。
ありのままの自分を受け入れる、つまり自己受容が、前向きに生きる上で重要な意味をもつのは言うまでもない。
だが、それは、未熟で至らないところもたくさんあるが、日々一所懸命に頑張って健気に生きている自分を認めてあげよう、まだまだ未熟だからといって自分を責めるのはやめよう、そのままに受け入れよう、という意味である。
決して今のままでいいという意味ではない。
そのままでいい、変わる必要がないというなら、そこには何の成長もない。
それでは、傷つきやすい子は、いつまでたっても傷つきやすい心を抱えて、事あるごとにひどく落ち込み、いったん落ち込むとなかなか立ち直れず、そんな自分に自己嫌悪して、ウツウツとした日々をずっと送り続けなければならない。
子どもをそのようにさせてしまっていいのだろうか。
親として、子どもにそんな人生を送ってほしいと望むだろうか。
できることなら、ちょっとしたことでいちいち傷ついたり落ち込んだりしないですむように、もっと前向きに生きられる強い心を手に入れさせたいと思わないだろうか。

―つづく―


DoriDori