―昨日の記事―
―続き―

すると、1件1件の報告のポリュームが変わってきたのです。
「この方は、出身はどこどこで、◯年前にここに住むようになって」
とか、
「お子さんが◯人いて、◯歳と◯歳と・・・」
とか、
「◯年前に旦那さんを亡くされて、たまにむすめが来てくれるんだけど・・・」
のような報告になったのです。
「どうだ、自分で変化を感じるか?」
と聞くと、
「営業が楽しくなりました。」
と答えました。
「今までは、とにかくこっちの話しをしなければならないと必死だったんですけど、最近は、お客様のことが知りたいと思うようになって、自分は話さず、お客様のお話しを聞くようになったので、それが楽しいです。」
ということでした。
「そっか。顔も明るくなってきたし、声も大きくなってきたよ。自信なさそうに声が小さかった時とは大違いで、自信持って頼りになる感じになってきたよ。」
と話しました。
「ありがとうございます。自分でも自信がついてきました。」
ということでした。
「例えば、さっきの報告の最後のおばあちゃんのところに今度行ったら、なにか困ったことはありませんかって聞いてみな。」
とアドバイスしました。
一生懸命メモを取りながら一つひとつのアドバイスを聞くのでした。
後日、そのおばあちゃんの報告がありました。
「おばあちゃんに、なにか困ったことはありませんかって聞いたんです。そしたら、洗面所の電気が切れて不便してるって言うんです。次にむすめが来たら直してもらおうと思ってるって。なので、そんなの言ってくれればすぐ直しますよって言って、家に上がらせてもらって、洗面所の電球を外して、近くのコンビニに買いに行って取り替えてきました。」
という内容でした。
「そっか、今どう思ってる?」
と聞いてみました。
「直接仕事にはつながってませんけど、おばあちゃんの喜んだ顔を見て、なんか役に立ったことが嬉しかったです。」
と話してくれました。

―つづく―


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