2018/10/10 入院 最初のカンファレンスルーム | 慢性リンパ性白血病(CLL) 自分の病気を知るために

慢性リンパ性白血病(CLL) 自分の病気を知るために

―抗がん剤治療時一人の女医さんが病室のみんなに言った「でも血液は進歩著しい分野なので、一発逆転があるから」と。その言葉を信じて―

入院当日手続きが終わった後、主人と私は、主治医と担当医に (この違いは777-abさんに教えていただきました)  カンファレンスルームへ案内され治療の説明を受けました。

 

記憶というのは不確かなものだと思います。

若い担当医は主治医が話したことを横で素早くメモって説明用紙に書いてくださいました。後から読み返すことができる、こうした配慮はとてもありがたいことだと思いました。カンファレンスルームでの話はいつも衝撃と動揺で、大体舞い上がってしまっているから。

 

25年程前長男が生まれて、退院の検診で心房心室中核欠損 (半年毎の経過観察ののちに約1年で自然治癒) であったことを、小児科の医師に同じような部屋に呼ばれて告げられたことを思い出します。

 

 

説明用紙はとても小さな字できっちり書かれていました。主治医の説明をすらすら書き留めてくださるなんて。今も感謝しています。

 

実はのちには、あまり嬉しくない説明用紙をもう1枚いただくことになりますが。

 

説明は以下のようなものでした。

 

 

 

□コピー渡し済み

ID:             

説明用紙 

患者名                           説明日:2018/10/10

説明医師       

 

 

病理の結果はまだ最終のものが判明していません。PET検査では全身のリンパ節に集積がみられます。ただし通常高悪性度になるほど集積が強くなりますが、今回の検査ではそこまではありません。PET検査だけをみるとCLLとしての増悪が考えやすいような結果です。症状が進行しているため、最終結果を待ちながら標準的な治療(R-CHOP療法)を行おうと考えています。初回、2回目の治療では特に腫瘍が抗がん剤で一気に壊れることで腎不全等の腫瘍崩壊症候群というものを起こすことがあります。この予防に大量の点滴を行います。またリツキサンという抗体薬も今日使用しますが、時々アレルギー症状を起こすことがあり、心電図モニター等をつけながら慎重に投与します。抗癌剤のその他の副作用としては、血液毒性 (白血球減少、貧血) 非血液毒性 (脱毛、悪心、便秘、不眠等) がみられることがあります。末梢神経障害が一番わかりやすい副作用になると思います。通常のCLLとしての過程とは違うところもあるため、今回はR-CHOP療法をまず選択していますが、病理の最終結果を踏まえての相談になります。

 

 

説明を受けた方

本人氏名      (自筆署名)

同席者氏名       (患者さんとの関係) 夫