守り神 | 冷凍キノコに恋をした

冷凍キノコに恋をした

致命的にアホなクラスメイト達との日常



学校祭の準備期間中は美化点検が通常の美化点検とは段違いに厳しくなります。

普段は気にもされない、床に落ちた髪の毛一本も減点対象((((;゜Д゜)))


私のクラスは毎年美化については賞状を貰ってる自称掃除ガチ勢クラスなので、今年も必死に掃除してました。


そのときの話。


教室の隅、暖房設備の影に何か動物みたいにふわふわした変なものが見える!!

っていう話になって


萌乃が鉛筆二本で掴んで取ってみた









……!?




萌乃「まっしろしろすけだー!!!


りこ「守り神だ!」



何か、服とかによくついてる白いポンポンに紙の目玉をつけた、まっくろくろすけに酷似した我らの守り神。




中村「あーそれ前からいるよ」


『うちらがこの教室に引っ越してきたときからちらちら見えてたよね?』


萌音「全貌がこれだとは思わなかったけどねw」


萌乃「なんで皆取らなかったんだよ


っていうかよく美化担当の生徒会の人にもバレなかったよね……。


『どうすんのこれ?黒板の上に飾る?』


のぞみ「まじで?」


のぞみが鉛筆二本で再び移動



萌乃「埃だらけだから捨てよう?」


『せっかく出てきてもらったのにもったいなくない?』


萌乃「じゃあ黒板の上の埃もついでにこれで取って捨てよう」


萌音「守り神がクイックルワイパーに